事故で損傷したイラン中部ナタンズのウラン濃縮施設にある倉庫とされる建物。イラン原子力庁提供(2020年7月2日公開)。(c)AFP PHOTO / HO / ATOMIC ENERGY ORGANIZATION OF IRAN 【7月3日 AFP】イラン政府は2日、中部ナタンズ(Natanz)の核施設で「事故」が起きたものの人的被害や放射能汚染はなかったと発表し、イスラエルなど「敵国」の敵対行為に対して警告した。 原子力庁のベフルーズ・カマルバンディ(Behrouz Kamalvandi)報道官は国営テレビで、事故が起きたのはナタンズの核施設内の倉庫だが「(破損した倉庫内に)核物質はなく、汚染の恐れもない」と発表。事故当時、その場には職員もいなかったと説明した。事故原因は現在調査中としている。 ナタンズはイランの主要核施設で、ウラン濃縮施設がある。カマルバンディ氏によると、「濃縮施設の操業