イランの首都テヘランで記者会見したエブラヒム・ライシ次期大統領(2021年6月21日撮影)。(c)ATTA KENARE / AFP 【6月22日 AFP】先週末のイラン大統領選で当選したエブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)司法府代表(60)は21日、当選後初となる記者会見を開き、核合意をめぐる協議では「交渉のための交渉」はしないと宣言した。 ライシ師はまた、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領と会談する可能性を否定。一方で、対立関係にあるサウジアラビアとの国交正常化には「障害はない」との見解を示した。イスラム教シーア派(Shiite)が多数を占めるイランと、同教スンニ派(Sunni)のサウジアラビアは、5年にわたり国交断絶状態が続いている。 18日に実施されたイラン大統領選では、有力候補の多くが出馬を禁じられたことや、米国の制裁により国内が経済危機に陥っていることを