ドイツ・ベルリンの連邦議会で初の基調演説に臨むオラフ・ショルツ首相(2021年12月15日撮影)。(c)Tobias SCHWARZ / AFP 【12月15日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は15日、就任後初めて議会で行った演説で、反ワクチン派から政治家が殺害予告を受けた問題に言及し、ドイツは反ワクチン過激派から「自衛する」と表明した。 ショルツ首相は「ごく少数の無秩序な過激派が、その思想を社会全体に押し付ける試みを、われわれは許しはしない」として、「このごく少数派からの、それ以外の人々に対する憎悪に満ちた攻撃から自衛するため、わが国は民主的な法の支配に基づくあらゆる手段を講じていく」と述べた。 同国では東部ザクセン(Saxony)州で、ワクチン推進派の州首相が反ワクチン派から殺害予告を受け、15日に容疑者の関係先などの家宅捜索が行われた。(c)AFP