週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味しんぼ」の東京電力福島第一原発事故をめぐる描写に対し、福島県が発行元の小学館に抗議したのは、「表現の自由の侵害にあたる」として、県内の市民団体が15日、抗議文を佐藤雄平知事に送った。 県内の子どもたちの「被曝(ひばく)しない権利」の確立を求める「ふくしま集団疎開裁判の会」など4団体。「風評被害を助長する」という県の批判に対し、同会の井戸謙一弁護士らは「事実の歪曲(わいきょく)。(描写は)根拠のない風評ではなく、体験に基づく見解だ」と反論した。
週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味しんぼ」の東京電力福島第一原発事故をめぐる描写に対し、福島県が発行元の小学館に抗議したのは、「表現の自由の侵害にあたる」として、県内の市民団体が15日、抗議文を佐藤雄平知事に送った。 県内の子どもたちの「被曝(ひばく)しない権利」の確立を求める「ふくしま集団疎開裁判の会」など4団体。「風評被害を助長する」という県の批判に対し、同会の井戸謙一弁護士らは「事実の歪曲(わいきょく)。(描写は)根拠のない風評ではなく、体験に基づく見解だ」と反論した。
週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味しんぼ」の東京電力福島第一原発事故をめぐる描写に対し、福島県や地元政界などが12日、発行元の小学館に相次いで抗議した。問題視するのは登場人物が放射線被曝(ひばく)と鼻血の因果関係を指摘したり、「福島に住んではいけない」と述べたりする場面。県内には風評被害への懸念が根強い一方、強まる抗議に「被曝への不安が口にしにくくなる」と心配する声もある。 「福島県民の心情を全く顧みず深く傷つけ、農林水産業や観光業へ深刻な損失を与えかねない」「断固容認できず、極めて遺憾だ」 福島県は12日、ホームページに載せた見解で、鼻血の描写などについて、小学館に対し強く抗議。「原発事故で放出された放射性物質に起因する直接的な健康被害が確認された例はない」とも指摘した。 同日には政府のスポークスマンである菅義偉官房長官も会見で「住民の放射線被曝と鼻血に因果関係はないと、専門家
政府の産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)は、労働時間にかかわらず賃金が一定になる働き方を一般社員に広げることを検討する。仕事の成果などで賃金が決まる一方、法律で定める労働時間より働いても「残業代ゼロ」になったり、長時間労働の温床になったりするおそれがある。 民間議員の長谷川閑史(やすちか)・経済同友会代表幹事らがまとめ、22日夕に開かれる経済財政諮問会議との合同会議に提言する方向で調整している。6月に改訂する安倍政権の成長戦略に盛り込むことを検討する。 労働基準法では1日の労働時間を原則8時間として、残業や休日・深夜の労働には企業が割増賃金を払うことを義務づけている。一方、企業には人件費を抑えたり、もっと効率的な働かせ方を取り入れたりしたいという要求がある。
中国と欧州の「友好の証し」のパンダが、オランダ語圏の北部とフランス語圏の南部で対立が続くベルギーで、両者の関係を悪化させる火種になっている。 地元紙などによると、パンダは雄シンホイと雌ハオハオ。中国から「パンダ外交」の一環として、15年間の期限で2月下旬、欧州連合(EU)本部があるベルギーに貸与された。ブリュッセルの空港に到着した際には、ディルポ首相が出迎えるなどの厚遇ぶり。3月には、欧州歴訪中の中国の習近平(シーチンピン)・国家主席も、パンダの飼育施設を訪問した。 パンダはベルギー南部の民間動物園「ペリダイザ」で飼育され、今月3日から一般公開された。毎年中国側に賃貸料として100万ユーロ(約1億4千万円)を支払うが、同園は例年の5倍の入場者を見込んでいる。 一方で、パンダの引受先が、北部の国内最古の公立動物園「アントワープ動物園」を差し置いて、南部の民間動物園に決まったことで、北部からの
米バージニア州のマコーリフ知事は3月31日、公立学校教科書の日本海の呼称に「東海」を併記することを定めた法案に署名し、同法が成立した。 教科書に「東海」併記を定める法律ができるのは全米で初めて。同州では、韓国系アメリカ人団体の働きかけで州議会に法案が提出された。反対する日本政府が知事や州議会議員に反対するよう求めていたが、3月上旬に議会が法案を可決し、知事に送っていた。 同法の成立を受けて、7月以降に発行され、州内の公立学校で使われる教科書には二つの呼称が併記される。同様の法案は韓国系アメリカ人が多いニュージャージー州やニューヨーク州議会にも提出されており、今後ほかの州でも同様の法律ができる可能性がある。(ワシントン=大島隆)
ソニーがインターネット上で無料提供する画像管理ソフト「プレイメモリーズオンライン」に不具合がみつかり、個人情報が流出した恐れがあることが28日、分かった。利用者がサーバーに保存した写真や動画が第三者にみられるなどの可能性があるという。 ソニーは12日からソフトの利用を止めて調査中。その数日前にシステム障害が起こり、「短時間だが、個人情報が流出した可能性が否定できない」(ソニー広報)という。いまのところ外部から悪意のある攻撃を受けた形跡はないという。 ソフトは2012年4月に提供が始まり、27カ国で使える。利用者が撮った写真や動画をスマートフォンやテレビなどで楽しめ、家族や友人と共有できる。無料ソフトのため、電話番号やクレジットカード番号、詳しい住所などの個人情報は集めていない。会員数は明らかにしていない。
神戸大国際文化学部教授で中国出身の王柯(おうか)氏(57)が、訪中後に連絡が取れなくなったことがわかり、大学が所在の確認を急いでいる。 王氏は中国近現代思想史が専門で、新疆ウイグル自治区のウイグル族の研究などで知られる。神戸大によると、今月1日から10日間の予定で中国へ出発。帰国予定の10日、日本の家族に「西安に住む母親の具合が悪くなったので様子を見に行く。帰国が遅れる」と電話があったが、その後連絡がとれないという。家族が確認したところ、母親に病気などがないことがわかり、19日に大学に相談した。21日から出席予定だったシンガポールでのシンポジウムも欠席。王氏から主催者にキャンセルの連絡があったという。
韓国料理店や韓流スター関連商品の店が集まり、「コリアンタウン」として知られる東京・大久保とその周辺の計約50カ所で、在日韓国・朝鮮人らを蔑視する落書きが見つかったことが、市民グループの調査でわかった。2日、ボランティア約50人が落書きを消す清掃活動をした。 市民グループは、在日韓国・朝鮮人への憎しみをあおるヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)のデモに反対する「のりこえねっと」など。今年2月に巡回した際に、商店の看板や住宅の壁、工事現場の塀、JRの高架下などで「コリアン日本へ来るな」「非劣なバカ」「帰れ」といった文言やナチス・ドイツのシンボル「かぎ十字」など、油性ペンやスプレーを使った落書きを確認した。 グループは新宿署や新宿区役所、JR東日本に相談。「差別落書きを許さない姿勢を示そう」とツイッターなどで呼びかけた。2日は首都圏や東海地方などから集まった人らが雑巾やスポンジで落書きを消して歩いた
東京マラソンの一般の部の申し込み倍率が10倍を超えるなど、勢いが衰えないランニングブーム。一方で、始めてみたものの、途中で脱落してしまう人も少なくない。やめた人の約7割は半年続かなかったというデータも(スポーツメーカーのデサントの調べ)。ランナーの伴走役となって応援するアプリが次々と生まれている。 デサントが、「ランニングを辞めてしまった」全国の20代から30代の男女225人にインターネットで理由などを聞いたところ、半年以内でやめた人の約7割は、2日に1回走っていた。初めからがんばりすぎて、ペースがつかめないうちに「燃え尽きてしまう」パターンだ。 スマホのGPS機能などを使えば、距離や速度を記録できる。「Runkeeper(ランキーパー)」(無料/iPhone・Android)は、1千万人以上のユーザーのネットワークを活用し、アプリを使っている人同士の「走りっぷり」を共有できる。走った距離
9日投開票の東京都知事選で、田母神俊雄氏(65)が60万票余りを獲得した。支援者らは、従来の保守層よりも過激な傾向があり、愛国的なネットユーザーたちである「ネット保守」が予想を超える善戦を生んだと沸き立つ。これまで実態が見えなかった新たな保守層が、田母神氏の「基礎票」になって現れた、との見方もある。 ■盛り上がる「ネット保守的発言」 9日午後8時半過ぎ、東京・市谷の選挙事務所に姿を見せた田母神氏には、悔しさがにじんでいた。 報道各社が舛添要一氏(65)の当選確実を伝えた直後に記者会見に臨んだ田母神氏は、はじめこそ「組織票がない中で一定の成果はあった。満足すべきかなと思う」と選挙戦を総括した。しかし、敗戦のショックからか、その言葉には次第に悔しさが募っていった。「やっぱり組織票は強いんだなあと実感した」「勝ち組についた方がいいと考えたのではないか」。会見を10分余りで終えると、事務所を去った
作家の村上春樹さんが月刊誌「文芸春秋」(昨年12月号)で発表した短編小説「ドライブ・マイ・カー」をめぐり、北海道中頓別町の町議6人が、町への誤解を招く表現があるとして、出版元の文芸春秋に真意を問う質問状を送った問題で、村上さんは7日、文芸春秋を通じて見解を発表した。村上さんは、北海道への親近感を込めて作品を書いたが、単行本化の際に別の名前に変えることを検討しているという。質問状は7日付けで送付されたが、文芸春秋はまだ受け取っていない。 小説では、中頓別町出身の女性が車窓から火のついたたばこを外に投げ捨て、主人公が「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」と思う場面が描かれていた。 ◇ 村上さんの見解は以下の通り。 僕は北海道という土地が好きで、これまでに何度も訪れています。小説の舞台としても何度か使わせていただきましたし、サロマ湖ウルトラ・マラソンも走りました。で
2月7日開幕の冬季五輪の舞台となるロシア南部・ソチの市長が、「ソチにはゲイ(同性愛者)はいない」などと英BBCの取材に答えた。ソチ五輪をめぐっては、ロシアで性的少数者の差別につながる恐れのある法律が昨年成立し、世界各地でボイコット運動が起きた。市長の発言は、新たな波紋を広げそうだ。 BBCは「プーチンのゲーム」と題し、ソチ五輪をめぐる開発利権や汚職などの問題点を報告する番組を制作。その中で、ソチのパホモフ市長にもインタビューした。 BBC電子版によると、記者は「ソチではゲイの人たちは自身の性的指向を隠さざるを得ないのか」と質問。市長は「違う。(ソチがある)カフカス地域ではそんなことは許されない。それにソチにはゲイはいない」と答えた。
人気アニメ「サザエさん」の波平さんなどを担当した声優の永井一郎さん(82)が27日、広島市内で亡くなっていたことが分かった。 広島中央署によると、永井さんは27日午後0時30分ごろ、宿泊していた広島市中区のホテルの浴槽で倒れていたところを従業員が見つけ、病院に搬送されたが死亡が確認されたという。 中国放送(広島市中区、RCC)によると、永井さんは前日の26日、2月に放送する番組のナレーション収録のため、同局を訪れていたという。
人気漫画「黒子(くろこ)のバスケ」を巡る連続脅迫事件で、警視庁は15日、大阪市の職業不詳、渡辺博史容疑者(36)を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。「ごめんなさい、負けました」と容疑を認めているという。 捜査1課によると、渡辺容疑者の逮捕容疑は昨年10月12日、東京都千代田区の上智大キャンパスの体育館2階で、「喪服の死神(しにがみ)」を名乗る脅迫文と、硫化水素が発生している容器を置き、同大学の業務を妨害したというもの。 同漫画を巡っては、昨年10月以降、アニメを放送する放送局やイベント会場、書店などに対する脅迫文が相次いで送られた。 今年10月には、コンビニ最大手「セブン―イレブン・ジャパン」に、同漫画の関連商品のウエハースに毒を入れて置いたとする脅迫文が届いた。回収したウエハースを警視庁が鑑定したところ、毒物のニコチンが検出された。 警視庁が把握しているだけで、脅迫文は250通に及ぶ
任天堂は15日、動画サイト「ニコニコ生放送」などを運営するドワンゴの発行済み株式の1.5%を約11億4千万円で買い取った。任天堂は、ゲームの情報を岩田聡社長が直接伝える「ニンテンドーダイレクト」の番組をニコニコ生放送を通じて配信してきた。ドワンゴとの関係を強化して新しいコンテンツ作りにつなげる。
「処分場を造れば原発はやっていけると考える方が楽観的で無責任だ」。小泉純一郎元首相は3日、横浜市内の講演で、自らの「脱原発発言」に批判的な意見があることに反論した。 小泉氏は「原発ゼロは楽観的で無責任だと、わたしを批判する記事がある。代替案も示さず原発ゼロというのは元首相とは思えない(と言われる)。だが、東京電力福島第一原発の事故前から最終処分場のめどをつけられなかった事実がある」と指摘した。 その上で、「最終処分場を造れなかったのは住民の反対(があったから)だ。こんなことに莫大(ばくだい)な資金とエネルギーを使うなら、国民が協力できるような、自然を資源にしたさまざまなエネルギーのために使った方がいい、というのが私の主張だ。大きな岐路だ」と語った。「人間の考えは変わるんですよ。過ちを改むるにはばかることなかれ」とも述べた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く