とある芸術家夫婦が、斬新な試みを開始し注目を集めている。2人は、見えないアートの博物館を設立した。見えないということは、どこに作品があるのかさえもわからない。もちろん、触れることもできないのだ。 しかしこの博物館の作品に、すでに買い手がついており、「新鮮な空気」と題された作品に1万ドル(約78万円)を支払った人物がいるという。繰り返すが、作品は見ることも触れることさえもできない。 この試みを行っているのは、ブレナード・キャリーさんとその夫人のダリアさんである。彼らは見えないアートの博物館のプロジェクトをスタートさせた。彼らが用意したスペースには見えない作品が並べられているそうだ。厳密に言えば、彼らの理屈では物質界に存在できない作品を紹介する場所として、将来的に博物館を建設したいとのことである。 すでにこの考えに感銘を受けたメディア関係者の女性が、最近「新鮮な空気」と題された作品を1万ドルで