2014年4月22日に我らのデビッド・モイーズがマンチェスターユナイテッドを解任されてから、5年以上の月日が流れた。 資金的に貧弱だったエヴァートンを躍進させて評価を上げ、満を持して前任のファーガソンの後を継いだが、1年持たずに解任の目に合ってしまった。順風満帆と思われたモイーズの監督としてのキャリアはこれ以降流転をたどることになる。 あえなく解任となってしまったモイーズ監督だが、その代名詞と言えばクロスである。ショートパスを繋いでオシャレな中央突破などは狙わずに、無骨に外からクロスを上げまくるという男らしい戦術で、そのためにエヴァートンから空飛ぶアフロ・フェライニを大枚はたいて獲得したりもした。 有名なのはフラム戦でのこの81本のクロスだ。81本と言えば、試合中ほぼ1分に1本はクロスを上げていることになり、驚異的な数字になる。ちなみにこの試合では2点が決まっており、成功率は2.47%とそ