今日からソウルでG20サミットが開催されます。 いまから77年前の夏にも世界の経済はちょうどこんにちと同じような苦しい状況に置かれていて、その時にロンドンのケンジントン地質学博物館で国際金融会議が開かれました。このロンドン国際金融会議は大失敗に終わりました。 会議をサボタージュしたのはアメリカのフランクリンD.ルーズベルト大統領です。 当時、アメリカは1929年のNY市場の大暴落の後、日本をはじめとする諸外国に「通貨戦争」で先を越され、不況が長引いていました。そこで大統領に就任したルーズベルトは次々に「禁じ手」の政策を繰り出し、ハチャメチャな金融・財政政策を講じます。 このときのドタバタはこんにちのバーナンキFRBにも相通じる部分があるので昔の書物を読むとその共通性に思わず引き込まれる思いがします。 下は以前に「外国株ひろば」でも紹介した本ですが、ジョン・ブルックスの『むかし、ゴルコンダに
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