はじめに 戦闘妖精雪風、敵は海賊シリーズが有名だが一般の人間にまでは知られていない神林長平。しかしなお根強いファンが大勢いる(はず)。もはや日本SF作家クラブの会長であって、もうちょっとなんかこう、色々あってもええんじゃないかな? と思うのだが話題になることが少ない。Wikipediaも驚くほど簡潔な内容しか書いていないし。Amazonのレビューも10を超える事がほとんどない。最近新作を出していないということもあるが(正義の眼が出た時は久しぶりの敵は海賊シリーズだということでネットでも盛り上がった)ひょっとしたらあまり読まれてないんじゃないのかしらん? と思い、とりあえず魅力でも語ってみるかと思った次第である。そもそもこの魅力、神林長平の場合非常にわかりづらい。何故わかりづらいのかさえもわからない。その辺も含めてちょっと。 神林長平作品を読んでいて誰もが一度は思う事がある。 どれもこれも同