米Googleが動画コーデックのVP8を「WebM」としてオープンソース化したことは既報の通りだが、ここにきて状況が少し進展してきている。まずサポートについて唯一沈黙を守っていたSafariを抱えるApple CEOのSteve Jobs氏がVP8についてコメントを出したほか、H.264などの動画標準でパテントプールを形成するMPEG LAが特許問題に対して懸念を表明している。現時点で出ているニュースを一通り整理して、WebMの今後について考えてみよう。 SafariにおけるVP8サポートは? - Jobs氏の回答 まず「米GoogleがVP8を「WebM」としてOSS化、主要ブラウザが一斉サポート」で、主要ブラウザ5つ(IE、Firefox、Chrome、Safari、Opera)のうちSafariのみがVP8サポートに言及していないと報じたが、これについて米Apple CEOのStev