東大卒の才女として様々なメディアで活躍する山口真由さんは、現在、妹さんと一緒に暮らしている。Twitterなどで姉妹の楽しいやりとりを披露しているが、実は「姉」としての立場にずっと葛藤があったという。あるとき悩んだ末に卵子凍結を決めた山口さんが、姉妹の不平等を感じ「姉と妹を代わってもらおう」と決意したという前編【東大卒・山口真由が“姉”をやめたくなった日…卵子凍結で感じた「姉妹」の不平等】から続く後編です。 妹は、なぜか神様に愛される 私は無防備に眠る妹を見下ろす。彼女は無邪気だ。あっけらかんとしている。今日もワインをグラスで何杯かひっかけてご機嫌に微笑む。 私は採卵の前にはお酒は控えていたのに。私は節制したのに。私は厄払いもしたし、お腹も温めたのに。私は正しく生きている。彼女は甘ったれた日々を送る。 「えー、厄年ってなに? えー、っていうか飲んでも関係なくない?」と、終始、無頓着の妹はな