半分おとな おめでとう男子が三人泣いていた 顔ゆがめてハアハアいってほっぺに涙たーたー流しコブシでグシグシ拭ってた カズマの1/2成人宣言[あんなに可愛かった僕が今ではこんなに少年らしくなりました。」と読んだところでみんな一斉に肩を揺らせて笑った。帰りにカズマ「どうしてあそこでみんなあんな笑ったんかわかんない…」とつぶやいた 家族からの手紙を受け取った夜 お寿司をとった爺婆がケーキを用意してくれた10歳の今 好きなものきらいなもの
こんにちは。元・ゲームプランナー、現・普通のサラリーマンのココロ社です。 女性向けオッサン恋愛体感シミュレーションゲーム、「オッサン・ゲーム」を作りました。プレイ所要時間は5分くらいかな?しかし作るのは結構大変で、わざわざ池袋にロケに行ったり、家の屋上でゴソゴソしたりして疲れたの…ようやくこの作業から解放されると思うとうれしい! ゲーム内容は、女子大生になったあなたが、濃いオッサンのアプローチをかわすゲームです。音が出ない、精神に優しいゲームなので会社でも遊べて便利なの! いままで誰も興味を持っていなかったがゆえに、知られることのなかった謎の生き物「オッサン」。このゲームを通じて、オッサンの生態について学習し、オッサンのことを大好きになっていただければ幸いです。あるいは、「俺はオッサンだ」という人は、オッサン・ファンタジーゲームとして、ファイナルファンタジーを超えるファンタジーを体験できる
二、醤油工場の断髪室にて 工場長の鈴木が、外の廊下の待合イスに聞こえるように「次の人」と声をかけた。 田舎医者の診察室ような断髪室に入ってきたのは、肉付きのよい16くらいの少女とそれを一回り大きくして老けさせたような無愛想な母親だ。母娘を向かいのイスに座らせて、鈴木は食生活や染髪の経験などについて質問しながらカルテをつける。 事務的な質問を繰り返しながら、鈴木は娘に視線を走らせた。ずいぶんと物怖じしない様子だ。ミニスカートにませた網タイツなんて穿いているが、この娘ははたしてほんとうに処女だろうか。とたんに娘の姿が挑発的なものに思えて、せまい部屋に圧迫感を覚える。余計なことは考えないようにしてカルテに目を落とし、ぶっきらぼうに「問題ありませんね」と母娘に言った。 実は、毛髪の持ち主が処女であるかどうかは醤油の出来にはあまり関係がない。 鈴木が二代目の工場長に就任して間もない頃、処女の少女、非
一、醤油工場に毛髪を売る少女たち 海にほど近い工場の外には、今日も髪の毛を売る少女たちが列をなしていた。 少女の多くは10歳から18歳程度といったところ。たいていの少女は質素でみすぼらしいなりをしていたが、腰まで伸びる髪はそれぞれ磨きぬかれた黒檀のようで一様に輝いている。ほとんどが母親に付き添われていたが、中には一目で人買いとわかる男ににきつく手を握られている娘もいた。 一級の醤油をつくる上で欠かせないのが処女の毛髪というのは、よく知られた話である。 原材料だと思われていることも多いが、これは間違いだ。大豆と醤油麹を仕込んで熟成させた後に、液をこし取るために何層も敷かれるフィルターの一つとして樽に髪の毛が敷き詰められているのだ。 これは本土の製法とはちがっているらしい。しかし千葉島一の生産量を誇るこの工場では、かれこれ50年前からこの製法をとっている。 聞くところによると、この工場の先代が
まだまだ寒い日も多いが、日一日と、確実に気温が上がってきたように思える。真冬の間は、分厚い熊の毛皮を着ていた人々も、軽量でお洒落な鹿の毛皮に着替え始めた。お調子者は、特製の、角が着いたままの毛皮を着て肩で風を切って闊歩している。春はもうそこまで来ている。 しかし卑弥呼の、 「あと一ヶ月もすると、くだもの祭りだねぇ」 という一言で、たちまち周囲は、真冬を思わせる凍てついた空気に包まれてしまった。 「くだもの祭り」とは、かつては皆が楽しみにする祭りだった。腐りかけの蜜柑の中に石を仕込んで殺傷力を高めたものを、文句を言いながら川に向かって投げる。蜜柑が当たって浮かび上がってきた間抜けな魚を捕獲し、それを焼いて食べたあと、デザートとして苺を皆で頬張るという祭りで、この祭りのために川面めがけて石を投げ、命中率を高めたりしていたものだった。しかし、「おいしいだけではつまらない」と思った卑弥呼が、 「で
「youtubeに亡霊が出現する――オリーブ少女主義という亡霊が」 『オリーブ少女主義者宣言』 ネットの噂によると、オリーブに「憧れちゃうね、全共闘!」というアオリ文句が出現するほど、昔のオリーブ少女は革命的闘争心に溢れていたようです。そんな、革命的オリーブ少女主義者たちの姿を、youtubeという最新の科学技術を用い、現代によみがえらせてみました。 すべてのオリーブ少女諸君! われわれは、オリーブの廃刊、 言論弾圧に断固抗議する。 革命的少女雑誌、オリーブは 2003年に歴史的を廃刊を迎え 以降中央指導部を失ったオリーブ細胞は クウネル、夜カフェ、ロハス等に拡散し、 局地戦の中で乙女ヘゲモニーを奪取し、 その思想性を先鋭化させてきた。 体制順応的乙女精神の再生産を拒絶し 生活実践の中で精神性を主体的に構築してきた オリーブ・マインドの萌芽は 今確実に芽吹きの時を迎えつつある。 オリーブ少
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