9日、兵庫県西宮市内のホテルで引退会見に臨んだ阪神の赤星。淡々と現在の心境を語った。会見での一問一答は次の通り −−どれぐらいの期間悩んだか 「この1カ月しか考える時間はなかった。今でも実感がわかない。だれにも相談できない状況だったので、この1カ月が今までの人生で一番苦しかった」 −−両親への相談は 「両親に話したら、やっぱり親なので体のことを第一に考えてくれて『よく頑張った、もういいでしょう』と言ってもらえたので、それも決め手にはなった」 −−引退セレモニーさえできていない 「このけがさえなければ来年もレギュラーでやっていける自信はあったし、今でも若手に負けない気持ちはある。いつになったら実感がわくのかも、まだ分からない」 −−現役9年間での思い出のシーンは まだあまり振り返りたくはないが、2003年にリーグ優勝したときのサヨナラ安打がうれしかった。ただ、05年の日本シリーズで(ロッテに