ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (20)

  • 打ち合わせ中の睡魔対策 - wHite_caKe

    皆様にお伺いしたいのですが、打ち合わせの最中に睡魔に襲われた時など、どのような対策をとっているのですか? 緊張感が足りないという批判に対してはまったくそのとおりですねと同意しますし、そうです私がダメ人間ですと付け加えたいくらいなのですが、体調とか風邪とかなんかいろいろ重なって耐えられない眠気が生じるときってあると思うんですよ人によっては。 私は対策として大量にメモをとることにしていまして、手を動かすってやはり効く気がします。これやると真面目そうに見えるんじゃないかなという期待もあったりします。 先日、ある打ち合わせが終わった後、 「いつも思うんですけどシロイさんてすごいメモとってますよね。ちょっとわからなかったところがあるんで、あとで見せてもらってもいいですか?」 と無邪気に尋ねられました。 私のメモは基的には打ち合わせの内容を細かく書いたものです。とにかくずらずらと話されたことを書きま

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  • 『むしろウツなので結婚かと』第21話~あなたが出した結論が正しい - wHite_caKe

    日12月22日に『むしろウツなので結婚かと』の第21話が無料公開されました。これが最終話となります。 comic-days.com 前回も書きましたけれど、約一年間にわたる連載におつきあいただいた皆様、ありがとうございました。 無料公開時に合わせて更新してきた文章も、これが最後となります。 連載中、一度こんな風に訊かれたことがありました。 「シロイさんと同じように、家族や身近な方がウツになり、どのように支えていけばいいのか、支えきれないのではないかと悩んでいる方も、読者の中にはいらっしゃるのではないかと思います。そのような方に、どんな言葉を届けたいですか? 乗り越えるためのアドバイスは何かありますか?」 私はその時、こう答えました。 「状況は人によって様々ですから、こうすれば乗り越えられると言えるものは特に無いと思っています。あえて言うのならば、ウツの方を支えるのは大変なことですから、無

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  • 『むしろウツなので結婚かと』第7話~前よりマシでも治ってはいない - wHite_caKe

    日2月24日に『むしろウツなので結婚かと』の第7話が更新されました。 comic-days.com スーパーラッキーで合う薬がスピーディーに見つかったセキゼキさん(仮名)。じゃあコレで何もかもオッケーで心安らかに過ごせるようになったかというとちょっと違ったんだよね、というのが今回の話です。 薬の力でセキゼキさんの生活は、何とか落ち着きました。 夜はそれなりに眠れるようになり、昼もそこそこ落ち着いて過ごせるようになりました。 この頃セキゼキさんが自分の症状について語った言葉を、私は今でも覚えています。 「毎日ずっと苦しい。腹の中で真っ赤に焼けた鉄のイバラがのたうち回っているみたいなんだ。薬はすごい。効き始めると鉄のイバラがすーっと冷えて、静かになる」 この言葉で印象深いのは、鉄のイバラとやらが消えていないという点です。 セキゼキさん以外の人たちがどんなふうに感じているのかはわかりませんが、

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  • 花を見ていた少年 - wHite_caKe

    中学生の時、大幅に遅刻して先生に遅刻の理由を尋ねられ 「花を見ていました」 と答えた同級生がいました。 彼のこの返答に教室はざわめき、それまで怒りを浮かべていた先生も 「なにおまえその……風流なの……?」 と一瞬毒気を抜かれたようになったのが印象に残っています。 彼の名前はドウシくん(仮名)。ドウシくんには他にも楽しいエピソードがあります。 やはり中学の時のこと。理科の時間、先生がNHKのドキュメンタリー番組を見せたことがありました。 「驚異の小宇宙・人体 『生命誕生』」 というその番組は、精子と卵子の出会いや胎児の成長を克明に追ったドラマチックなものでした。 中学生たちはみなけっこう真剣に感動しながらその番組をみていました。特に三億という膨大な数の精子が卵子を求めながらもそのうちの99%までは死滅していくというくだりは、なかなか衝撃的なものでした。 番組が終了し教室に少しずつざわめきが戻

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  • 半分の優しさがいつでも通用するわけじゃない~『むしろウツなので結婚かと』第一話について - wHite_caKe

    さて、日2018年12月2日より、コミックDAYSで『むしろウツなので結婚かと』の連載が開始いたしました。 comic-days.com 折角の機会ですので、これからお話が更新される都度、原案者からひとこと的な文章を書かせていただきます。 当時はわからなかったけれど今になればわかること、学んだことなどありますので。 マンガを読む際のこぼれ話としてお楽しみいただけると幸いです。 というわけで文 ずっと昔、救急箱の整理をしていたら古い鎮痛剤が出てきて、なぜか半分だけ変色して茶色になっていたことがありました。 もう飲んじゃいけないやつだろうなコレと悟ってその場で捨て、 「なぜ半分だけ茶色かったんだろう?」 「もしかしてあれはバファリンだった? じゃあ変色していた半分は優しさ? それとも優しさ以外? ……やっぱり優しさだ。古くなりすぎてもう飲んじゃいけないってことを教えてくれたんだから。ありが

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  • 父の親友とその裏面 - wHite_caKe

    昔、私の父シロイ・ネコヒコ(仮名)の職場にはドウドウさん(仮名)という二歳年上の先輩がいました。 二人はたいそう仲が良く、ドウドウさんの奥さんが出産なさったときは、独身だったネコヒコが名付け親になるよう頼まれたほどでした。 ネコヒコが母と出会ったときは、 「シロイの家にはティーセットがないだろう。彼女が家に来てくれたとしても、そんなんじゃ振られちまうぜ」 と言ってドウドウさんは高級なティーセットを揃え、ネコヒコのもとに持ってきてくれました。 私の故郷はたいそうな田舎です。ネット通販もなかった時代に珍しくて高級なティーセットを手に入れるのは、きっと大変なことだったでしょうに。 ドウドウさんはニコニコ笑いながら当然のように、手を尽くしてくれたのです。 幼い頃の私は、ドウドウさんにたいそう懐いていました。 私は彼を「じいちゃん」と呼んでおり、その都度両親は慌てて謝り、 「その呼び方はやめなさい」

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その11〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 文 暑さがゆるみ、秋の涼しい風が吹くようになる頃から、セキゼキさん(仮名)の調子は、はっきりとよくなりはじめました。 もともとセキゼキさんは暑さと湿気にめっぽう弱く、夏になると体調が崩れやすいところがありました。 体と心というのは密接に関連しています。体調が悪くて苦しいときに、明るく前向きな気持で生きるというのはなかなかに困難だったりしますし、精神的な不調から当に病気になってしまう人も大勢います。 「規則正しく、刺激の少ない穏やかな生活は、うつという病気に対する薬になります。 気持ちを落ち着ける薬を飲めば、穏やかに過ごせる時間が増えます。睡眠薬を飲めば、眠れない夜が減って、規則正しい生活を送りやすくなります。 私が処方する薬は、あなたの生活を手助けする役目も持っているんですよ」 これはセキゼ

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その10〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 文 2007年5月27日の日ダービー。 セキゼキさん(仮名)と私は、コースの内側から、レースを観戦していました。 1番人気馬と2番人気馬が興奮してオーバーペースで潰れる中、自分のペースをきっちりと守ってゆうゆうと先頭に立ったのは、アサクサキングスという人気薄の馬でした。 素人目からも、このアサクサキングスって馬が絶対勝っちゃう流れに見える、と私は思っていました。「紅一点の果敢な挑戦」とやらは、やはり無謀に終わったのか、まあ現実なんてそんなものだろうな、とも。 最後の直線にさしかかってもアサクサキングスはしっかりとセーフティリードを保っており、疲れた様子もありません。 このリードを覆せる馬は出てこないだろうな、と私が思ったその時。 後方の馬群から一頭、飛び出してきた馬がいました。 「うそだろ!?」 セキ

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その9〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 文 ドアの閉じる音が聞こえた瞬間、私はびくっと体を震わせて、目を覚ましました。 (いかん、またトイレで眠ってしまった) 2008年の夏、セキゼキさん(仮名)の病気が悪化した影響で、私の睡眠時間は極端に削られていました。 仕事中、どれほど忙しく手を動かしている時でも、意識を失いかねないほど眠くなる時があり、大抵は目を覚ますためにトイレに行ってそのままそこで寝てしまう、という事態がしょっちゅう起こるようになっていました。 当然、トイレでそれほど寛いだ睡眠ができるわけはなく、二、三分で目は覚めちゃうんですが、それでもトイレで寝ていることが同僚にばれたらどうしよう、と私は毎日怯えていました。 (セキゼキさんが調子が悪い日は、会社を休んで付き添ったりもしてるから、ただでさえFさんに嫌われてるもんね……) 私は手を洗いなが

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その8〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 文 セキゼキさん(仮名)が初めて真剣に見た競馬のレースは、1991年の有馬記念でした。 競馬ファンの方ならそれがどんな意味合いを持ったレースだったのか、もうお分かりでしょう。 91年の有馬記念は、スターホース、オグリキャップの引退レースだったのですから。 ファンに愛されたオグリキャップは、その年もファン投票では堂々の一位を獲得して、レースに臨みました。 二流の血統しか持たぬ馬と言われながらも数々の名勝負を制し、年上の絶対王者を下し、国際的大レースで世界記録のタイムを叩き出した、『芦毛の怪物』オグリキャップ。ファンの人気が集まるのも、当然のように思えます。 ですが。 馬は人間よりもずっと早く成長し、老化する生き物です。 91年の秋、オグリキャップは勝ち星から遠ざかって久しく、「オグリキャップはもうダメだ」、「衰えた」と評

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その7〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 文 2008年7月1日の夕方。 私は帰宅後、久しぶりに自分で事の用意をしていました。 まだ不安は拭えないものの、それでもとにかく復職までこぎつけたセキゼキさん(仮名)のために夕を作ってお祝いをしてあげたい、と思ったからです。 今でもあの時のメニューが思い出せます。 ミネストローネとアボガド入りのポテトサラダ、それにハンバーグ。 復職初日なのだから、セキゼキさんもそう遅くならずに帰ってくるだろうと考えながら、とにかく急いで手を動かしていたのですが。 (……それにしても遅いなあ、なにしてるんだろう。グループが違うと勤務場所まで違うってのは、こういうとき不便だね。同じ建物で働いていれば一緒に帰れたのに) 不安になって携帯にかけてみたのですが、セキゼキさんは出ません。 (まさか事故、とか) セキゼキさんの帰宅までには到底間に合わな

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その6〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 文 薬が効き始めたからといって、何もかもがきれいによくなるわけではありません。 少しずつ眠れるようになってきてはいましたが、それでもやはり、闇と共に訪れる恐怖と不安に、セキゼキさん(仮名)が押しつぶされそうになる夜もありました。 とはいえ。 辛いことが全部なくならなくても、ちょっとずつであっても減ってきている、というのは大いに励みになります。真面目に薬をのんで、できるだけ規則正しく、穏やかに暮らして、そうやって日々を積み重ねていけば、いつか何もかも元の通りになる日が来るに違いない、そう思えば、目前の辛さをなんとかやり過ごすことができます。 ある日、一緒にテレビを見ていたセキゼキさんが、ぽつりと呟きました。 「モンハンやりたいなー。モンハンならシロイと一緒に遊べるし」 テレビではちょうど、当時発売されたばかりの「モンスターハンターポータ

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その5〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 文 あの頃の私が生活の中で、一番楽しみにしていたのは、「午後出張」でした。 帰社せずに直帰できるのが純粋に嬉しかったというのもありますが、何よりも電車の中で眠れるのがありがたかったのです。 普段通勤で使っていた電車は、どんな時間帯に乗っても混んでいて絶対に座れなかったので、電車で眠るというのは、無理でした。 ですが、午後出張の帰りに使うコースですと、乗り換えの際に「当駅始発」の電車を狙うことができました。 当駅始発ならば、前もってホームに並んでいれば、かなりの確率で座れる。 そして、座りさえすれば、最寄り駅まで40分以上の道のりを、まるまる眠れる! 「病院に行くか行かないか」という延々と続く口論で睡眠時間ががしがし削れていた当時の私にとっては、安心して眠れる40分間は非常な魅力だったのです。 ……まあ、あまりにも安心して眠りすぎたせいで体が前

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その4〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 文 セキゼキさん(仮名)が繰り返し逃避行を続けた2008年3月27日から28日の二日間を、後に私たちは、「魔の二日間」と呼びました。 セキゼキさんにとってはこの「魔の二日間」は暗くて重い渦のようなもので、未だにしっかりと思い出すことができないのだそうです。おそらくこれから先も、きちんと思い出せるようになることはないでしょう。 私の場合は逆に、駅の改札でセキゼキさんに会ってから、最後に家に連れ戻すまでの過程は、焼き付いたように鮮明な記憶となっており、まるで昨日のことのようにはっきりと思い出せます。 ですが。 セキゼキさんを最後に家に連れ戻した時から、私の記憶は急に曖昧になります。断片的で時系列がはっきりとしないバラバラの思い出があるだけの空白の日々が、それからしばらく続きます。 あの頃のセキゼキさんはとにかくゾンビみたいだった、ということは覚えています

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その3〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 文 やっと帰ってきたところで、大袈裟に騒ぎ立てたら、セキゼキさん(仮名)はまた外に飛び出していってしまうかもしれない。 そう考えた私は、できるだけ何気ない風を装って、 「おかえりなさい。どこに行ってたの?」 と尋ねました。 セキゼキさんは短く、 「山」 と答えました。 山か……山ね……なんで山なんかに行ったんだろう、だいたいドコの山なんだろう。 「そうかー、山かあ。お昼はどうしたの? 何かべた?」 「しいたけ」 再び、単語だけの短い返答。 「そうかー、しいたけかあ。山だからしいたけくらい生えてそうだもんなあ。なるほどねえ……」 その時、私の頭の中に浮かんだのは、セキゼキさんが山の中を歩きながら、手近に生えていたキノコをとってそのまま口に放り込んでいる姿でした。 って、ええええええええ!? 「ちょっと、セキゼキさん、そのしいたけって、どこにあったやつ!?」

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その2〜 - wHite_caKe

    その1はこちら。 文 あの晩、私たちはぐるぐると当てもなく三時間ほど歩きまわりました。 セキゼキさん(仮名)は落ち着いたのか、それとも疲れたのか、「もうダメだ、早く終わりたい」と繰り返すのをやめ、黙々と歩くようになっていました。 気がつくと、いつの間にか私たちは駅の近くまで戻ってきていました。 「セキゼキさん、とりあえず今日は私の家に帰ろう。お腹も空いてるだろうから何かべようね?」 セキゼキさんはこっくりと頷き、私はテイクアウトのカレーを買いました。 事を終えたセキゼキさんは、 「さっきは走って逃げて悪かった。シロイが会社の人と手を組んでると考えるなんて、今思えば自分でも当におかしかったと思う」 と謝りました。 私はセキゼキさんが自分の異常さに気づけたことが嬉しくてたまりませんでした。この人はストレスで一時的に錯乱していただけで、やっぱり当におかしくなっているわけじゃなかったんだ

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その1〜 - wHite_caKe

    2008年3月27日木曜日。 16時頃、私の携帯に、セキゼキさん(仮名)からメールが入りました。 今シロイの最寄り駅の近くにいるから 帰る頃メール欲しい。迎えに行きます 平日のこんな時間、勤務中の筈のセキゼキさんが、一体なぜこんなメールを……? 何かおかしなことが起きているんじゃないかという、もやもやした不安を抱えながら、私は「わかった。職場を出たらすぐにメールする」と返信し、その日は定時になるとすぐに、職場を飛び出しました。 改札を出てすぐのところに、セキゼキさんは立っていました。 「どうしたのセキゼキさん、今日は仕事はどうしたの?」 「行けなかったんだ仕事……どうしても電車に乗れなくて今朝……ホームで何も電車を見送って……でもどうしても足が動かなくて……」 その答えを聞いた瞬間、やはりそうか、と私は心中ひそかに呟きました。ここ数ヶ月、セキゼキさんの情緒が目に見えて不安定になっているよ

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  • 六道輪廻スープに酔いしれろ! - wHite_caKe

    私の節約術として一人暮らし時代に活躍していた「六道輪廻スープ」について書いてみます。 一人暮らしだと自炊って実はあまり安くない、というのはよく言われます。安さだけを追求するなら激安惣菜だの弁当だのを買ってきてべる方が確かにお金はかかりません。 しかしそういう生活をしていると体をこわしたりしがちですから、医療費がかかって結局高くなる、という考え方もできるわけですよ。 健康的でおいしいものを比較的安くべ、体を健康に保つというところに自炊の真の価値があるのです。 自炊するなら外ではとりづらい野菜をべましょうよ、いう話ですね。 しかし野菜をとれっていわれてもそれが難しいじゃない、肉や魚はただ焼けばえるけどさ! とか思う方にお勧めなのがこちらの六道輪廻スープでございます。 一日目 日曜日。目を覚ましたあなたは冷蔵庫の中身をチェックして、余った野菜を集めます。 サラダ作った残りのセロリとか。

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  • 私の知ってるメシマズ話 - wHite_caKe

    ネットでメシマズ関連の話を見ていて、思い出した話をします。 なお、このお話はいつものごとく諸般の事情をかんがみて改変されておりますので、フィクションとおもってお読みください。あなたが似ている話を知っているとしても、それは偶然の一致であり、無関係です いとこのサミレさん(仮名)は私より20歳ほど歳上なのですが、口癖が 「結婚はお姑さんがポイント」 「お姑さんがきついと、なにもかもがきつくなる」 であることからわかるように、嫁姑のどろどろでむちゃくちゃに苦労している人で、昔からいろんな話をきいています。 若かりし頃のサミレさんは、近所でも評判の美人でした。また、当時の女性としてはなかなかの高学歴でもありました。そのためお姑さんからは 「息子を色気でたぶらかした」 「女のくせに頭でっかちで生意気」 などと言われたのでした。 いきなりきなくさいかんじでスタートした嫁姑関係ですが、決定的な亀裂が生じ

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    hebomegane_sun
    hebomegane_sun 2015/08/21
    弾劾されるサミレ教徒。
  • いなかの、となりの、ひとごろし - wHite_caKe

    盆休み、実家に数日帰省して「ホラーとしての田舎」みたいなものについて、なんとなく考えました。私の実家、ほんとマジど田舎なので。 私自身は田舎も都会もどっちのほうが特に好き、というのはあまりなく、どちらもヤナトコとイイトコあるよね、と思っています。 ただ、都会よりも田舎のほうが怖い、と思うことが多いです。都会の怖さというのも当然あるんですが、田舎の怖さのほうが個人的にはリアリティを感じてしまうというか。 ヴァンパイアやゾンビ、狼男なんかの洋物ホラーも怖いと思ったりするけれど、それよりも吉備津の釜とか呪怨などの和物ホラーのほうがぞっとさせられるのと似たようなかんじで、田舎のほうが怖いのです。 私の中で一番怖い田舎エピソードは、知人のZ氏のお話で、なんとZ氏は周囲の人々から「人殺し」と思われているのです。 昔、ある女性が私の田舎で変死しました。Z氏はその女性と付き合っていて、彼女から数百万のお金

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