パイロット カスタム743のペン先には、カスタムシリーズの中で最も大きい15号サイズが使用されています。 この号数はパイロット独自の呼称であり、一般的な規格という訳ではありません。 比較のために、パイロットの5号・10号ペン先と並べてみました。 かなり、ゆったりとしたサイズである事がわかります。 ▲ペン先の弾力部 パイロットでは、ペン先という一つのパーツ上での役割分担として、ハート穴(切り割りの根元)のあたりを境に、「固定部」と「弾力部」というふうに位置付けています。 ハート穴よりも首軸側が「固定部」、穴より先端側が「弾力部」ということになります。(右写真の緑でマークした部分) 万年筆はその構造上、筆記時の紙面とのやり取りがダイレクトに持ち手に伝わります。 ボールペンのように、芯のまわりの可動部品などを介して手に伝わる構造と異なり、力が分散する機構部分がありません。 一部で、キャップレスな