ブックマーク / gendai.media (371)

  • 恋心すらセクハラ…若い男性が抱える「新しい生きづらさ」(清田 隆之)

    恋バナ収集ユニット「桃山商事」の一員として、人々の失恋体験や恋愛相談に耳を傾け、そこから見える恋愛とジェンダーの問題を発信している清田隆之さん。彼が現代における「男性性」の問題ととことん向き合ったのが、自身初のエッセイ集である『さよなら、俺たち』(STAND!BOOKS)だ。 日は「ジェンダー・ギャップ指数」で今年、過去最低の121位(153カ国中)を記録した“ジェンダー後進国”ではあれど、それでも若い世代ではジェンダーに対して意識の高い男性が少なくない。そんな男性たちのあいだで起きている変化について、同書の一部を抜粋・再構成しお伝えしたい。 「思い起こすのもおぞましい行動」 以前、東北地方の大学に通う男子学生(Sさん)からこのような相談を受けた。3年生である彼は登山サークルで幹部の役職に就いており、トレーニングのメニューを考えたり、人間関係を調整したりという職務を担っていた。 ある時、

    恋心すらセクハラ…若い男性が抱える「新しい生きづらさ」(清田 隆之)
  • 「レズ風俗」にハマる女性が続出中…知られざる「新しい快楽」の秘密(御坊,天野 しゅにんた) @gendai_biz

    「レズ風俗……そんなのあるの!?」――コミックDAYSで連載中の『愛されてもいいんだよ』のヒロイン、23歳のOL・倫(りん)は、知り合ったばかりの女性から「女性専用レズ風俗店 ゆりとぴあ」のHPを見て、心のなかでそう叫ぶ。同じように感じる読者は多いのではないだろうか。性風俗店といえば男性のためにあるもの。そんな時代は終わりつつある。女性向け風俗、なかでも女性が女性に性サービスをする「レズ風俗」の台頭が目覚ましい。 レズ風俗店に所属し女性にサービスする"キャスト"となった倫を描く『愛されてもいいんだよ』の作者、天野しゅにんたさんと、レズ風俗店を展開する「レズっ娘クラブ」の代表・御坊(おぼう)さんによるクロストークをお届けする。同グループは、2007年に「レズっ娘クラブ」を開店、現在は東京・大阪で計3店舗を構える業界のトップランナーで、同作に取材協力もしている。 【構成】三浦ゆえ レズ風俗、

    「レズ風俗」にハマる女性が続出中…知られざる「新しい快楽」の秘密(御坊,天野 しゅにんた) @gendai_biz
  • 持続化給付金だけじゃない、日本の至る所にちらつく「竹中平蔵氏の影」(時任 兼作) @gendai_biz

    規制緩和の先に利益がある 国の持続化給付金に関する経産省の委託費をめぐり、一般社団法人「デザインサービス協議会」から広告代理店大手・電通へ、さらに電通から人材派遣大手・パソナなどへ業務が何重にも外注されていたことが指摘され、問題となっている。 「新型コロナ禍で生まれた利権にまでい込んでいるとは……彼の常套手段とはいえ、呆れてしまう」 さる政府関係者がこう述べるのは、かねて「政商」あるいは「レントシーカー」と指摘されてきたパソナグループ会長・竹中平蔵氏を指してのことだ。 「レントシーカー」とは、政府や役所に働きかけ、法や制度、政策を自らに都合のいいように変更させて、利益を得る者のことをいう。 竹中氏は、東洋大学教授、慶應義塾大学名誉教授といった学識者の肩書に加えて、パソナグループ取締役会長、オリックス社外取締役など企業人としての肩書を持つ。その一方で、安倍政権の成長戦略のアドバイザーとして

    持続化給付金だけじゃない、日本の至る所にちらつく「竹中平蔵氏の影」(時任 兼作) @gendai_biz
  • スウェーデンの集団免疫、いよいよ「効果アリ」の声が聞こえてきた(みゆき ポアチャ) @gendai_biz

    生活は普段とほとんど変わらない 4~5月と暖かい晴天が続き、スウェーデンの人々は軽装になって街へ繰り出している。 通りのカフェでは多くの人がランチやフィーカ(コーヒーブレイク)を楽しんでいるし、ショッピング、レストランやバー、スポーツジムにも通常通り出かけている。マスクをして出歩いている人は、ほぼ一人も見かけない。 私自身は、4月最後の週末には近所の友人ら二十数人とビールを飲みながら、川べりでソーセージを焼いてバーベキューピクニックを行なった。 5月初めの週末には義弟一家がやってきて二泊し、庭でラムを焼いたりサーモンを焼いたりして、まったりと過ごした。 この季節にはほぼ毎年繰り返される、いたってありふれた日常だ。 Googleのデータによると、この間のスウェーデン人の行動パターンは、レストランやショップ、およびエンターテインメントに関連する活動の動きは1月~2月に比べて3月~4月は13%減

    スウェーデンの集団免疫、いよいよ「効果アリ」の声が聞こえてきた(みゆき ポアチャ) @gendai_biz
  • コロナでわかった、やっぱり日本は公務員を「減らしすぎ」だ(大原 みはる) @gendai_biz

    明らかに人手不足 新型コロナウィルスの蔓延・感染拡大防止に伴う全国的な外出自粛で、飲・小売り・レジャー・エンタメをはじめとする様々な業界で需要が蒸発し、幾多の企業、個人が苦境に陥っている。 一方で、そんな社会・経済の大混乱もどこ吹く風、といった職業がある。経済の停滞で税収が減っても給料には影響しないし、解雇のリスクもない「公務員」だ。 安定した身分・待遇ゆえ、「国民一律10万円を公務員には配る必要はない」とか、県職員に自発的な寄付を求めて地元の財源に活用しようと考える知事まで現れる始末だ。 公務員は昔から、「ロクに働かない無能な人でも、高給をみながら居座り続けられる」というイメージがマスメディアや一般国民の意識に刷り込まれている。そうした背景もあって、今回の事態で生活が苦しくなったり家に閉じ込められたりで、苛立った人たちの不満のはけ口として格好のバッシング対象になっているのだろう。 そ

    コロナでわかった、やっぱり日本は公務員を「減らしすぎ」だ(大原 みはる) @gendai_biz
  • 国民の恐怖に全く無関心…コロナが暴いた安倍首相のヤバい資質(野口 悠紀雄) @gendai_biz

    コロナウイルス禍で、さまざまなことがあからさまになった。政治家の資質もそうだ。一方の極に、明確な哲学に基づき、感動的な言葉で国民に犠牲と協力を求め、政府が行うことを約束したドイツ首相のメルケル。そして、もう一方の極には…… 危機にあたって国民の先頭に立ったエリザベス1世 国が存亡の危機に直面した時、先頭に立って国民を奮い立たせた指導者は、歴史上、何人もいる。 1588年7月、イングランド沖に、スペイン無敵艦隊が、イングランドに神の鉄槌を下すべく、その威容を現した。エリザベス女王は、捕らえられて火炙りにされることを覚悟したに違いない。

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  • このままでは、コロナ自粛は「国民が勝手にやったこと」にされてしまう(平河 エリ) @gendai_biz

    「お前たちの志願である」 太平洋戦争時、神風特別攻撃隊の志願者を募るとき、玉井浅一中佐はこう言った。 「お前たちは誰より可愛い。だから一番可愛いお前たちを日歴史に其の名を載せて、悠久の神として祭ってやりたいのだ。この気持ちをわかって欲しい。ただし、これは命令ではない。あくまでもお前たちの志願である」(神立尚紀、大島隆之『零戦 搭乗員たちが見つめた太平洋戦争』講談社) すべては「志願」だった。命令は存在しない。志願である。だから、上官の責任は存在しない。特攻隊員は志願し、死んでいった、とされる。 実際のところ特攻が志願だったのか命令だったのかという論争は脇に置くが、少なくとも当時の軍隊に置いてそれが「志願」と扱われていたことは事実だろう。 この構図を現代に当てはめるとどうなるか。 新型コロナウイルスでは「自粛要請」が行われているが、残念ながら多くの識者が指摘する通り、十分な補償が行われて

    このままでは、コロナ自粛は「国民が勝手にやったこと」にされてしまう(平河 エリ) @gendai_biz
  • コロナの陰で、安倍官邸「やり放題の官僚人事」その厚遇ぶりに呆れる(時任 兼作) @gendai_biz

    当の官僚も「おかしい」と警告 「今に始まったことじゃないが、おかしな役人人事が次から次へと行われている。新型コロナウイルスの話題で国民の目がそらされているのをいいことに、安倍政権はやりたい放題だ。何とかしないと、中央省庁全体がおかしくなってしまう」 さるキャリア官僚が危機感もあらわに、そう警告した。 これまでも安倍政権では、安倍晋三首相の“お友だち”や覚えのめでたい役人たちが、報酬のいい国家の要職に抜擢されたり、栄転したりしてきている。それが新型コロナウイルスの騒動に紛れて、さらにひどくなったというのだ。同キャリアが続けた。 「検事総長の人事に絡んで、政権に近い黒川(弘務)氏の定年を脱法的に延長したことが問題視されているが、政権の奔放さはそんなレベルじゃない」 最近の主要な人事を調べてみたところ、以下のようなことがわかった。まずは報酬のいい要職への抜擢――論功行賞とみられる人事。 政府は3

    コロナの陰で、安倍官邸「やり放題の官僚人事」その厚遇ぶりに呆れる(時任 兼作) @gendai_biz
  • 男性の「ありのままの俺を愛してほしい」症候群は、いつ生まれたか(田中 亜以子) @gendai_biz

    女性誌に溢れる「愛され」のテクニック 「ありのままの自分」を受けとめ、愛してほしい。深く理解し、よりそい、支えてほしい。そうしてくれる誰かと出会い、結ばれたい。多くの人が、このような願望を、心のどこかにもっているのではないだろうか。「ありのままの自分」が愛されるという幻想には、私たちを強くひきつける魅力がある。 成績は良い方がよい、稼ぎは多い方がよい、コミュ力は高い方がよい、見た目はイケてる方がよいと、なにごとも優劣、勝敗で測る価値観が跋扈する世の中である。そのなかにあって、「ありのままの自分」が愛されるという幻想は、私たちに夢を見せてくれるのである。「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」なのだ、と。 だが、現実においては、そう簡単にありのままを受け止めてくれる聖人のような恋人は現れない。実際には、誰かに選ばれるための努力が必要なのである。そう、愛されるための努力が

    男性の「ありのままの俺を愛してほしい」症候群は、いつ生まれたか(田中 亜以子) @gendai_biz
  • 「人権」と「思いやり」は違う…日本の教育が教えない重要な視点(池田 賢市) @gendai_biz

    多様性を尊重できない教室 今日、「多様性」の尊重・承認は、どの分野においても重要視されている。この点は、教育政策においても、決まり文句のように語られている。しかし、その実態はかなりあやしい。 たとえば、学校教育が、男女という性別をめぐる固定観念・偏見からどれだけ抜け出せているかどうかを考えただけでも、そのことがよくわかるのではないか。世の中では、ようやく「性の多様性」という言い方が一般化しつつあるとはいえ、学校文化はまったくそれに対応していない。 ほかにも、日語指導が必要な外国にルーツをもつ子どもたち、また、さまざまな障害のある子どもたちが安心して学べる環境が未だに整備されていないことを考えても、多様性の尊重が実態を伴っていないことがよくわかる。それどころか、むしろ近年、このような子どもたちを普通学級から排除していく方向が顕著となってきている。 また、不登校の子どもたちに対しても、「別の

    「人権」と「思いやり」は違う…日本の教育が教えない重要な視点(池田 賢市) @gendai_biz
  • 貯金1000万円から51歳で孤独死…男性は「室内で低体温症」になっていた(菅野 久美子) @gendai_biz

    部屋に暖房がなかった 年間孤独死約3万人、孤立状態1000万人――。これがわが国の偽らざる現実だ。壮絶な「死」の現場から見える、日社会の闇をリポートする。 「弟は、孤独そのものだったと思います。親族だからこそ、あいつは孤独だったという印象を持っていますね。あいつの人生をずっと見てきたから。友達もいないし、仕事もほとんど無くなって、ここ数年は家の中にひきこもっている状態でした」 そう言って、紺野功さん(60歳)はうなだれた。 まだまだ寒さが骨身に染みる2月某日――都内の1LDKのアパートの一室で、システムエンジニアである紺野功さんの弟(51歳)は孤独死していた。 警察によると、死因は低体温症で死後1週間が経過。警察は「数日間は意識のない状態で生存していた可能性がある」と紺野さんに告げた。 「低体温症って、雪山に行ったときになるイメージがあったんですけど、部屋の中でも室温や体温が影響して起こ

    貯金1000万円から51歳で孤独死…男性は「室内で低体温症」になっていた(菅野 久美子) @gendai_biz
  • 流行りの「草食男子叩き」「非モテ男叩き」が、あまりに理不尽なワケ(御田寺 圭) @gendai_biz

    哲学者の森岡正博氏は2011年、草男子の登場について「男性優位のジェンダーロールを、男性が自発的に解体することを企図する『フェミニズムの勝利』である」として、肯定的に評価している。 〈草系男子という男性たちがまとまって登場したことは、フェミニズムの勝利だと捉えてよいと私は考えている。なぜなら、草系男子は、みずからが規範を産出して女性を制圧し保護するという意味での「男らしさ」を窮屈に感じ、その呪縛から自分で降りようとしている男性たちであるからだ。女性たちに糾弾されたからそうするというのではなく、自分たちの内発的な動機によってそうするわけだから、これこそがフェミニズムが望んでいた新たな男性像に近いのではないだろうか〉*2 だが時を経るにつれてその意味は変容していき、考案者が肯定的なニュアンスで用いていた草男子ということばにも次第にネガティブな文脈が付与され、「草男子≒モテない男、恋愛

    流行りの「草食男子叩き」「非モテ男叩き」が、あまりに理不尽なワケ(御田寺 圭) @gendai_biz
  • 「ペイペイの毒」に潰されたキャッシュレス企業…その残酷すぎる末路(岩田 昭男) @moneygendai

    地方での生き残りを図ったが… Origami(オリガミ)の社は、東京・六木の六木ヒルズ森タワーにある。筆者は昨年暮れにそこに取材に行った。 以前は表参道のこじんまりとしたビルに入っていたが、森タワーではワンフロアを贅沢に使っていた。まさに時代の最先端を行くIT企業ならではの洗練されたオフィスといった感じで、オリガミの社員も生き生きと働いているように見えた。 同社は2012年に設立され、日で初めてQRコード決済サービスを始めたスタートアップ企業。ロゴマークは“折り紙”でつくった鶴だ。 社名といい、そのデザインといい、日をイメージさせるユニークなもので、将来性のある企業として筆者は好感を持っていた。数あるQRコード決済サービスの企業の中でも、ダークホース的な存在として密かに注目もしていた。 もちろんオリガミは、PayPay(ペイペイ)や楽天ペイなどに比べると資も少なく、おカネの面で

    「ペイペイの毒」に潰されたキャッシュレス企業…その残酷すぎる末路(岩田 昭男) @moneygendai
  • 自衛隊の現役幹部、衝撃告白「災害支援隊になってゆく私たちの葛藤」(松岡 久蔵) @gendai_biz

    軍隊はその国を象徴する。自衛隊は軍隊ではない、と言う向きもあろうが、日でたったひとつ軍事力を有する組織であることは間違いない。その唯一の実力組織がいま、静かに迷走している。 組織の進むべき方向を示せない。年功序列と、無意味で形骸化したしがらみに縛られる――。そんな自衛隊の姿は、そのまま日社会の姿と重なる。全5回のシリーズとなる稿では、現役の自衛隊幹部や米軍関係者への取材を通して、自衛隊が直面する根深い課題を浮き彫りにする。 「どっちつかずの状態になっている」 「災害支援というのは、自衛隊にとって『麻薬』のようなものなんですよ」 ある陸上自衛隊幹部はこう言ってため息をつく。「麻薬」とはいったい、どういう意味なのか。 内閣府による2017年度の世論調査では、自衛隊に対して「好印象を持っている」と答えた人が約9割にのぼった。また、自衛隊に期待する役割については「災害派遣」を挙げた人が約8割

    自衛隊の現役幹部、衝撃告白「災害支援隊になってゆく私たちの葛藤」(松岡 久蔵) @gendai_biz
  • 「ミソジニー」って最近よく聞くけど、結局どういう意味ですか?(江原 由美子) @gendai_biz

    ミソジニー」という言葉をSNSなどで目にする機会が増えた。が、厳密にはどういう意味の言葉なのだろうか。江原由美子氏が『ひれふせ、女たち ミソジニーの論理』(慶應義塾大学出版会)をもとに解説する。 ミソジニーがわからなかった 「ミソジニー」という言葉がある。「女性嫌悪」「女性蔑視」などと訳されたりする。女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視のことだという。男性が女性に対して持つだけでなく、女性が同性に対して持つこともあると言われる。 よくフェミニズムで使われるという解説もあるが、私は、フェミニストであると自認しているにもかかわらず、これまでこの言葉を使ってはこなかった。 なぜ使わなかったかというと、素直に分からなかったからだ。この言葉を使うことで何か明らかにできると感じたことは一度もなかった。その言葉に、何かを明らかにしてくれる分析力を感じるよりもむしろ、来歴も機能もおそらく異なるはずの様々な現

    「ミソジニー」って最近よく聞くけど、結局どういう意味ですか?(江原 由美子) @gendai_biz
  • 「不倫よりもセックスレスのほうが悪い」フランス人の驚きの不倫観(此花 わか)

    俳優の東出昌夫と女優の唐田えりかの不倫に対し厳しい反応を見せている日。しかし愛の国・フランスでは、「不倫よりもセックスレスのほうがタブー」であるという興味深い考察が、2018年に発刊されたフランスの社会学者ジャニーヌ・モシュ=ラヴォの著書『フランスの性生活』(未邦訳)に記されている。 モシュ=ラヴォは、2000年と2017年に調査をそれぞれ1年かけて実施し、フランス全土のさまざまな社会階層男女65人(19~85歳)にインタビューした。調査の結果によると、2000年から2017年にかけて人々はセックスについてよりオープンに話すようになり、「不倫もあって当然」という認識が広がり、「1人が同時に2人を愛する権利を求める」声もあったという。 こうしたことを踏まえ、著では、フランス人にとってはセックスレスのほうが不倫よりも受け入れがたいという結論が導きだされているわけだが、実際にそうなのだろう

    「不倫よりもセックスレスのほうが悪い」フランス人の驚きの不倫観(此花 わか)
  • 衰退日本にトドメを刺す「2025年の崖」大企業の8割が未対応の現実(佃 均) @gendai_biz

    プロセスが消え、いきなり結果が出る アナログ時代のビジネスのしくみをデジタルが破壊していくなかで、日企業は低生産性・高コスト体質から抜け出せず、人口減に伴う消費の縮小で、都市と地方の格差はさらに拡大する――。後戻りのできない「2025年の崖」がいよいよ間近に迫っている。 最初に《2025年の崖》について、おさらいをしておこう。 現在進行しているデジタル化は、過去にわれわれが経験した電算化、情報化とは質的に異なる。IoT、AIRPA(Robotic Process Automation)、ビッグデータといった技術により、仕事や事業の形態が根から変わる。 預貯金の通帳や運転免許証、健康保険証などはすべてスマートフォンに入ってしまう。自動運転技術によってドライバーの需要は激減し、AIが病気を発見し治療や手術の判断が迅速になる。市町村の窓口業務から人の姿が消える。銀行の支店はなくてもよくな

    衰退日本にトドメを刺す「2025年の崖」大企業の8割が未対応の現実(佃 均) @gendai_biz
  • 富野由悠季が語り尽くす、21世紀の日本人が克服すべき「呪縛」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz

    ガンダムの生みの親・富野由悠季監督が、最新作『Gのレコンギスタ』の裏側から技術と人間のあり方、さらには文明論まで語るインタビュー。締めくくりとなる今回は、「黄昏の時代」を迎える日がこれから何を大切にすべきか、という問いにたどり着く――。(聞き手/部谷直亮[慶應義塾大学SFC研究所上席所員] 写真/西崎進也) いまはメディアもコミュニケーションも兵器も、それから金融も全てバーチャルになりつつある。21世紀から22世紀に至る時代、このリアルとバーチャルが融合してゆく時代に、われわれはリアルにもう一度立ち戻らなくちゃいけない。だけど、それができるだけの知性をわれわれは持っているだろうか……というようなことを、石田先生は『新記号論』の最後で書いています。 なるほどと思ったのは、いまネット上で広がっている議論って、あれは議論でも何でもなくてコピペなんだ、模倣なんだと。そして、記号論で考えると、模

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  • 富野由悠季が語り尽くす、技術の残酷さと「GAFAに対する違和感」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz

    ガンダムシリーズの生みの親・富野由悠季氏に、最新作『Gのレコンギスタ』に込めた思いをはじめ、現代社会の問題、作品づくりにおける哲学を聞くロングインタビュー。中編では、作品論から「技術と人間」という普遍的テーマへと話題が広がってゆく。(聞き手/部谷直亮[慶應義塾大学SFC研究所上席所員] 写真/西崎進也) 「技術の進歩=善」ではない ――『Gのレコンギスタ』では、かつてあまりに高度な科学技術が人類を滅ぼしかけたことの反省から、旧時代の技術の使用が、危険な「タブー」として制限されています。この設定には、どんな思いが込められているんですか? 富野 ガンダムワールドには宇宙世紀という戦争ばかりの時代があって、いったん人類はほとんど絶滅したという状況で、だから『Gのレコンギスタ』の世界の人々は、技術はもうこれ以上進歩させてはならないと考えてるわけです。僕自身もそういう発想を、10年ほど前から抱いてい

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  • 富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz

    『機動戦士ガンダム』の放送が始まった1979年から数えて、2019年は40周年の節目の年だった。ガンダムシリーズの生みの親として知られる富野由悠季氏(78歳)はいま、昨年11月末から全5部構成で上映が始まった、最新作『Gのレコンギスタ』(以下『G-レコ』と表記)劇場版制作の真っただ中だ。 昨年末、富野監督が多忙をぬってインタビューに応じてくれた。筆者は子どもの時から富野監督の作品の大ファンで、「技術戦争」に関する研究をするようになってから、監督が描き続けている「戦争と人間」「技術をどうとらえるのか」というテーマについて、いつかお話を伺いたいと思っていた。 インタビューは2時間にわたった。『G-レコ』で描こうとしたものの質から、技術論、環境問題、GAFAへの違和感、日という国が目指すべき道まで、富野監督のイマジネーションは広大無辺の宇宙のごとく展開し、聞くものを圧倒するが、いずれも一貫

    富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz