ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (32)

  • 水原一平さんの「ギャンブル依存症」と、ふたりの「依存症のひと」 - いつか電池がきれるまで

    www.yomiuri.co.jp 2024年3月21日の朝、このニュースを知って、驚きました。 えっ、水原一平さんって、ずっと大谷翔平選手の通訳、練習パートナー、そして、良き友人で、アメリカで活躍している大谷選手にとっては、かけがえのない「相棒」だったのに…… 韓国で行われるドジャースの開幕戦の前には、新婚の大谷夫と一緒に、水原夫も写真におさまっていたのです。 水原さんの年収は7500万円から1億円以上という報道もあって、世界でいちばん稼いでいた通訳かもしれません。 「世界的なスポーツ選手」である大谷選手を支えている存在として、水原通訳は、とくに日ではよく知られている存在でした。いつも野球中心でストイックな大谷選手が、水原さんに対しては、けっこうくだけた、リラックスした表情をみせるのも、おなじみの光景になっていたのです。 この「スポーツ賭博でドジャースを解雇」というニュースに対して

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  • 平田オリザさんのことは嫌いでも、舞台演劇や役者さんたちのことは、嫌いにならないでほしい。 - いつか電池がきれるまで

    oriza.seinendan.org b.hatena.ne.jp 平田オリザさんへの批判が止まらない。 というか、こうして自ら追加燃料を投下しているのをみると、「雉も鳴かずば撃たれまいに……」と思うのです。 僕は7年くらい前に、平田さんの「コミュニケーション論」を読んで、ものすごく感銘を受けたのです。 fujipon.hatenadiary.com このの第一章で、平田さんは、こう述べています。 現在、表向き、企業が新入社員に要求するコミュニケーション能力は、「グローバル・コミュニケーション・スキル」=「異文化理解能力」である。OECD(経済協力開発機構)もまた、PISA調査などを通じて、この能力を重視している。 (中略) 「異文化理解能力とは、おおよそ以下のようなイメージだろう。 異なる文化、異なる価値観を持った人に対しても、きちんと自分の主張を伝えることができる。文化的な背景の違

  • 「風俗嬢とカツオの刺し身の違い」について - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp 冒頭のエントリを実際に読むと、「風俗嬢とカツオの刺し身の違い」というタイトルは端折りすぎで、「新型コロナウイルスの感染拡大にともなう不況で困っている人がサービスや商品を『大安売り』するのを『ラッキー!』と喜ぶという点では、岡村隆史さんの発言も『上質のカツオの刺し身が安く買える!』という記事をもてはやすのも同じようなものではないのか?」という問題提起なんですよ。 「論理的に」説明するのは難しいかもしれないけれど、僕の考えを書いてみます。 この二つの事例は、「他者が困窮した状況で、自分が利益を得られることに疑問を感じず、無邪気に喜ぶ」という点では、同じベクトルではないか、と思います(カツオのほうのエントリには、「私は漁業者を支援することを仕事にしており、カツオ一釣りの漁師さんたちともお付き合いがあるので、この状況だとかなり厳し

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  • アメリカの銃規制と「はてなブックマーク廃止論」その後 - いつか電池がきれるまで

    僕はずっと、アメリカで銃規制に反対する人たちに対して、「まだ西部劇の夢から醒めない、アナクロニズムから抜け出せない存在、だと思っていました。そうやって、銃を持てる社会になっているからこそ、銃乱射事件が起こって多くの人が殺されていることが、なぜ理解できないのか?と。 でも、現地で生活をしていた人が書いたこのを読んで、その理由が少しわかったような気がしたのです。 fujipon.hatenadiary.com 2012年には、フロリダ州で17歳の黒人の高校生が自警団としてパトロールしていたヒスパニック系の男性に射殺されました。 オバマ大統領は、この事件に関して、自らの経験を語りながら、「こうして撃たれたのは自分だったかもしれない」と国民に対して痛切な訴えを行なったのですが、それでも、銃規制への道は遠いようです。 「全米ライフル協会」というのは、西部劇の世界を引きずっているような過激で時代錯誤

  • 「はてなブックマーク」廃止論 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp 僕もネットでの「いじめ」「いじり」にまったく無縁ではないし、お前は偽善者だと言われれば、そうですね、としか言いようがない。 僕自身は、とりあえず、自分の身に降りかかった火の粉は払おうとしてきたし、できれば、あまりうまく生きられない人に、ネットを通じて1ミリでも役に立てれば、と思っていた。そしてその一方で、自分が楽しいと思うことを発信して、誰かに「俺もそれ好き!」って言ってほしかった。 hagexさんの事件について、『はてな』の責任を問う声もあがっていて、『はてな』への認証のしかたを変えた方が良いのではないか、というのも読みました。 僕がいま考えているのは、『はてなブックマーク』という機能をもう止めても良いのではないか、ということなのです。 僕自身も利用しているサービスだし、ブックマーク機能の恩恵も長年受けてきています。 はてなブックマークは、バッシングの

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  • 「何者にもなれない」あなたに読んでみてほしい、「何者かになってしまった人」の10冊 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp これを読みながら、考えていたのです。 僕も「何者にもなれない人間」であることに悩みつつ、その一方で、自分を限界まで追い込むような努力もせずに生きてきて、もう40歳も過ぎてしまった。 以前、こんな文章を書いたことがあります。 fujipon.hatenadiary.com このときの僕は40歳手前くらいだったので、まだ20代前半くらいで「何者にもなれなかった」と嘆いている冒頭の増田さんには、「まだ時間があるじゃないか」と言いたくなるところもあります。 ただ、僕にだって時間はあったし、他の大部分の人だって、そうなのだと思う。 所詮、「みんなが認める『何者か』になれる人」なんて、そんなに大勢はいないのだし、運とか巡りあわせみたいなものもある。 最近、こんなニュースがありました。 www.asahi.com これに対して、ネットの反応をみていると、そのなかに、「

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  • 落語と「ポリティカル・コレクトネス」との葛藤 - いつか電池がきれるまで

    落語をときどき聴きにいくようになりました。 20代くらいの頃は、漫才やコントはさておき、落語には、まったく興味がわかなくて、時間は長いし、背景はわからないし、この時代に落語を聴くなんていうのは「古典芸能に理解があることをアピールしようとしている腐れインテリ」みたいだな、と思っていたんですよ。 でも、40代も半ばになって、あらためてこの世界に触れてみると、落語というのは噺の内容そのものだけでなく、演者の個性というか、「どう客に聞かせるか」を楽しむものなのだな、ということがわかってきました。 率直に言うと、昔の落語の「ネタ」って、いま聴いても、そんなに面白くはないと思うんですよ。 少なくとも、それが作られた時代にリアルタイムで聞いていた人たちと同じ感覚では、楽しめない。 でも、その「そんな現代的ではないネタを、面白く聴かせる落語家の話術」は、当にすごい。 まあ、こんなことを書きながら、僕自身

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  • 「レンタルDVDで、一本の映画を何日かに分けて少しずつ観る」のは「おかしい」ですか? - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp これと似たようなことを僕もやっているなあ、と思いながら読みました。 僕の場合は、2時間の映画のDVDだったら、1日1時間で2日間に分けて、ということが多いです。ただ、それ以上細かく「分ける」ことは無いかな。 正直、平日の夜に2時間映画を観る時間を確保するのは難しい。 いろんなことがひとまず片づいて、寝る前に何か、とは思うのですが、映画を最初から最後まで観るというのは、けっこうハードルが高いんですよね。 「半分だけ」のつもりで、続きが気になって最後まで観てしまうことも、もちろんあるんですけど。 映画館に行くのは、「映画館に行くと、映画を2時間集中して観るしかない環境にいることができるから」でもあるんですよね。 家でDVDを観ていると、途中でなんらかの用事ができたり、スマホを確認したりしてしまいます。 逆に「半分ずつ観ればいいや」と思えるようになってから、家

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  • 「正義の味方」という言葉の由来について - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp この『はてな匿名ダイアリー』をみて、僕も以前、なぜ「正義」ではなくて、「正義の味方」なのだろうか?と、疑問になったことを思い出したのです。 実は「正義の味方」という表現は、ずっと昔からあったわけではなくて、太平洋戦争が終わってしばらく経った1958年に放送がはじまった『月光仮面』で使われ始めたのです。 fujipon.hatenadiary.com 『クイック・ジャパン』創刊当初の名物企画から生まれたインタビュー集『篦棒(ベラボー)な人々』のなかで、『月光仮面』の原作者であり、「正義の味方」という表現をつくった川内康範さんが、こんな話をされています。 川内康範:月光仮面は月光菩薩に由来しているんだけど、月光菩薩は来、脇仏なんだよね。脇役で人を助ける。月光仮面もけっして主役じゃない。裏方なんだな。だから「正義の味方」なんだよ。けっして正義そのものではない

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  • 「『本屋大賞』を獲れなかった」本当に面白い歴代候補作10冊を選んでみました。 - いつか電池がきれるまで

    先日、2017年の『屋大賞』が発表され、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が、直木賞との史上初の「二冠」に輝きました。 屋大賞も2017年で14回目となり、僕は第4回から、全部の候補作を読んでいるのですが(第3回は町田康さんの『告白』のみ未読)、大賞受賞作は大きな話題になるものの、それ以外の作品は、けっこう忘れられがちなんですよね。 そんな「『屋大賞』を獲れなかった作品たち(って言っても、これだけたくさんが出ているなか、候補になるだけでもすごいことなんですが)」のなかで、好きな作品を10作、ピックアップしてみました。中には、映画やドラマ化されていて、けっこう有名なものもあるのですが、個人的には、大賞受賞作に引けをとらないというか、こっちのほうが面白かった!というものもあります。 基的なルールとして、2017年4月に読んでも楽しめるもの、そして、ひとりの作家につき、ひとつの作品、ということ

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  • 清水富美加さんの電撃引退と「電通過労死事件」 - いつか電池がきれるまで

    nlab.itmedia.co.jp headlines.yahoo.co.jp headlines.yahoo.co.jp まあなんというか、芥川龍之介の『藪の中』みたいなもので、登場人物それぞれの立場からの「真実」みたいなものがあって、結局のところ、外野からはなんとも言いようがない話ではありますね。 この芸能事務所の「月5万円」というのが事実であれば、ひどいな、とは思うのだけれど、それも「将来、人気が出たら、大金を手にできる」という前提ならば、「この業界は、こういうもの」なのかもしれないし。 水着の仕事はイヤ、とか、人肉をべる役はイヤ、とか、変態仮面に股間をおしつけられるのはイヤ(これは言ってないけど)、とかいうのは、わかるんだけど、世の中には、激安のギャラで「自撮り」をしてアピールしているグラビアアイドルもいれば、こういう「人倫に反するような役」こそ、役者としての見せ場だと考えて、

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  • 「人生経験マウンティング」したがる人たちについての一考察 - いつか電池がきれるまで

    www.news-postseven.com news.biglobe.ne.jp この石田衣良さんの言葉を読んで、僕もなんだかすごく嫌な気分になったんですよね。 『君の名は。』が気に入らないのなら、作品を批判すればいいのに、なんで監督の人生経験を(勝手に想像して)揶揄するのだろう? でも、こういう手合いに、わざわざ新海誠監督が反応してしまっているのをみると、こういう「人生経験マウンティング」みたいなのは、やられたほうには、けっこう「効く」のも事実なんですよね。 少なくとも、僕はイヤだな、それが事実であろうがなかろうが。 記憶のなかに手を突っ込まれて、かき回されるだけで不快です。 そもそも、世の中の大部分の人は、一般的に「青春時代」と言われているような年代における自分の経験に、満足しているわけではないと思うし。 まあ、こういう「人生経験マウンティング」って、石田さんの「芸風」ではあるんです

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  • 眠れない夜に「大麻解禁論」について考えてみた。 - いつか電池がきれるまで

    sakenominimal.hatenablog.com rocketnews24.com 僕は大麻解禁論者じゃありませんし、大好きな中島らもさんの主張のなかで、大麻解禁論だけはどうしても受け入れがたい、と感じていました。 なんのかんの理由はつけても、「麻薬」じゃないか、「もっと危険な酒やタバコも許されているんだから、より安全(と言われている)大麻が違法なのはおかしい」なんて言うけど、危ないものばっかり世の中に増やしてどうするんだよ、っていう。 この後者のような「医療用の大麻」の話を読んで、最初はこう思ったんですよ。 これって、ちゃんと担当医に相談して、モルヒネの量を調節してもらったらよかったのに、って。 日では医療用には(癌に対する疼痛コントロールなどの目的で)モルヒネの使用が認められています。 昔は「あまり使い過ぎると危ない」と思っている医者が多かったり、患者さんの側も「モルヒネを使

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  • 「何か反論ある?」と長谷川豊さんが仰っていたので、人工透析や医療保険について、お返事してみます。 - いつか電池がきれるまで

    fujipon.hatenablog.com この2016年9月21日のエントリに対して、長谷川豊さんから、こんなふうに言及していただきました。 blog.livedoor.jp 何か反論ある?fujiponさん。 fujiponさん、あなた…現役の医師なんでしょ?ネットをカタカタ叩いてあんな古いデータ持ち出してないで、ちゃんと最新のデータで論じましょう。それくらい出来るでしょうが。 私のコラムを読んで胸糞悪くなってる暇があったらもうちょっと現場で人に話を聞きな。絶対に私と同じこと言うから。汗をかけ、汗を。 なんだかご指名いただいたみたいなので、これを書いているのですが、率直なところ、「反論」っていうけど、長谷川さんがこのエントリで仰っていることへの僕なりの「答え」は、ほとんど冒頭の9月21日のエントリに書いてあると思うのだけど……読んでくれていないのだろうか?と困惑してしまいました。 と

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  • ブックオフを利用してるんだが、もうブックオフは限界かもしれない - いつか電池がきれるまで

    toyokeizai.net この記事が最近、けっこう話題になっていました。 こちらはこの記事へのブックマークコメント。 b.hatena.ne.jp ああ、嫌われてるなブックオフ、という感じです。 「ブックオフの現状」について考察した、こんなエントリもありました。 naruoe.hatenablog.com naruoe.hatenablog.com この「ブックオフに欲しいがない理由」も「ブックオフの買い取り価格について」も納得できる話なんですよね。 僕はそんなに熱心なブックオフの顧客じゃなくて、気が向いたら入ってみるくらいの付き合いです。 ブックオフのシステムに嫌悪感を示している作家や好きが多いというのも知っています。 僕が住んでいるような人口10万〜20万人くらいの地方都市には、そもそも「古屋」という選択肢がありませんし、実際に「を安く買える数少ない手段のひとつ」であった時

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  • 高橋健一容疑者と「女性を傷つける」ということ - いつか電池がきれるまで

    www.nikkansports.com 昨夜、こんな記事をみて、いろんなことを考えていました。 そもそも、伊集院光さんは反省すべきなのか、反省すべきなら、それは何に対してなのか。 プロの喋り手として、犯罪者を擁護する発言を公共の電波に乗せてしまったことなのか、自分に人を見る目が無かったことに対してなのか。 www.sponichi.co.jp この大久保佳代子さんの「ちょっと訂正いいですか?」というのも読むと、高橋さんという人は、少なくとも芸人仲間たちからは愛され、信頼されていたのだな、というのが伝わってくるんですよね。 伊集院光さんは「自分の人を見る目の無さを思い知らされた」と仰っていますが、僕も40年以上生きてきたのだけれど、生きれば生きるほど「人ってわからない」と痛感させられます。 みんなけっこう「自分は人を見る目がある」って思っているのかもしれないけれど、当にそうなら、日で3

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  • 「キングオブコメディ」の高橋健一容疑者逮捕と「性癖」のやるせなさ - いつか電池がきれるまで

    www.hochi.co.jp www.huffingtonpost.jp まあなんというか、開いた口が塞がらない、という事件ではあります。 今朝のワイドショーによると、「高橋容疑者の自宅からは、ごみ袋およそ70袋に入った女子高校生の制服など600点が押収された」そうです。 20年以上も犯行を繰り返していたそうで、制服をごみ袋に入れていたということは、人も置き場所に困っていたにもかかわらず、犯行をやめることができなかったのではなかろうか。 最近、この事件の判決も出ました。 www.sankei.com www.tv-tokyo.co.jp なぜ、こんなことをする人たちがいるのか。 彼らは芸能人だったり、元校長という「名士」だったりして、問題が発覚したときのリスクが大きいことは承知していたはずなのに。 「悪いことをする人」のなかには、恋愛感情のもつれとか、お金が欲しかった、とか、僕にも理解

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  • 人は、自分がいま置かれている立場で、持ち駒で勝負するしかない。 - いつか電池がきれるまで

    p-shirokuma.hatenadiary.com cyberglass.hatenablog.com この「シロクマ先生は強者の論理を振りかざしている」という言葉に、なんだかすごく引っかかってしまって。 こういうのって、「お前はいま強い立場、安定した地位を持っているから、安全圏からそんなことが言えるんだ」と断定されてしまうと、意見を言いづらくなりますよね。 まあ、これって、「お前は関係ないから黙ってろ」ってことなのかもしれませんが。 id:p-shirokumaさんは精神科医であり、おそらく現時点では、お金に困ってはいないし、人間関係の苦悩も表には出ていない。 ただし、過去には「世の中に合わせること」に悩んでいた時期があって、そこから「適応」していった経験を、後世の同じような立場の人に伝承したいと考えている(というのは僕の勝手な解釈なのですが)。 おそらく、その「適応」できた理由には

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  • ベータマックス、シャープX1、X68000、セガ・マーク3、サターン、Macintosh、広島カープ…… - いつか電池がきれるまで

    www.phileweb.com これを読みながら、僕はいままでの物欲人生を、振り返らずにはいられませんでした。 ベータマックス、シャープX1、X68000、セガ・マーク3、サターン、Macintosh、広島カープ…… なぜ、僕はこんなに「負け組」にばかり、肩入れしながら生きてきたのか。 「反骨心」といえば格好いいのかもしれないし、カープに関しては、小学校時代に住んでいた地域では「学校の先生が音楽の授業でカープの応援歌を教える」ような場所だったので、その地域ではむしろ「巨人の帽子とかかぶっていたら、命の危険を感じる」レベルだったので、マイノリティとも言えないのだけれど。 そもそも、これらは、「負け組」ではあるけれど、「マイナーメジャー」あるいは「メジャーの片隅」くらいのものではあります。 「私って、サブカル大好きなんですよ、みんなとは趣味が合わないんです!」 という女の子に「じゃあ、何が好

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  • はじめて村上春樹を読む人のためのブックガイド(2015年版) - いつか電池がきれるまで

    www.huffingtonpost.jp 2015年「も」とか言われてますが、最近はもう、この時期の風物詩みたいな感じになってきています。 逆に、「もし受賞したら、来年から寂しくなる」かも。 今年は、村上さんご贔屓の東京ヤクルト・スワローズが14年ぶりのリーグ優勝ということで、「ノーベル賞も村上さんのところに来るのではないか!」なんて一部で盛り上がっていたわけですが、考えてみれば、ノーベル賞の選考委員の大部分は、ヤクルト・スワローズとか、日のプロ野球のことなんか知らないわけで。 村上春樹さんが神宮球場でヤクルトの試合を観ているときに「小説を書こう」と思いついたのは有名な話なんですが、カープファンじゃなくてよかったなあ、と。 カープファンだったら、あまりの貧打っぷりにイライラするばっかりだったかもしれないから。 ちなみに、この「村上春樹さんのノーベル賞受賞騒動」というのを遡ってみると、け