大阪で生まれ育った料理家・小林カツ代は父の代から丸福珈琲店をよく利用していたそう。 大阪に帰って来た際に必ず寄るのは、同じくミナミにある「アメリカン」という喫茶店でしたが、丸福珈琲店もお気に入りの喫茶店でした。 『なんや知らんけど、大阪の老舗喫茶店で食べるホットケーキは気持ちをあたたかくしてくれる。自家製でしっかり練ったタネを注文を受けてから焼く、というのが大阪人が考えるほんまもんのホットケーキ』だと自著で綴っています。 客船で使われたステンドグラスの前の席が特等席 豪華客船に使われていたステンドグラスの前の席が特にお気に入り。 千日前本店の奥に進むと目に留まるのがステンドグラス。 創業者が横浜の外国客船の解体オークションに出向き、一目で気に入って買い付けてきたものです。 ある時、このステンドグラスの前で立ち尽くしている一人の男性。お声をかけると、このステンドグラスのあった客船にコック見習