ナカニシヤ出版から発行されたマルク・ラヴォワ著、宇仁宏幸・大野隆訳の『ポストケインズ派経済学入門』を謹呈いただきました。 ナカニシヤさんのHPの紹介ページはここです。 http://211.9.219.130/modules/myalbum/photo.php?lid=466&cid=59 私の下手な言葉で紹介するよりも、こちらの方がいいと思うので、 新自由主義に対抗するポストケインズ派の理論と政策。 市場への介入と完全雇用政策を主張し、自由市場政策と新古典派経済学への体系的な代替案を提示するポストケインズ派。従来難解で知られたその理論を初学者向けに平易に解説し、その政策的インプリケーションを明らかにする画期的入門書。 「Ⅵ おわりに」より ケインズに触発されたポストケインズ派は、資本主義を自発性と技術革新を促進するシステムであるとみる。とくに、所得分配や、すべての社会階層への公的サービス
2008年07月07日18:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 診断は成った。問題は治療法だ - 書評 - 格差と希望 誰が損をしているか? 著者より献本御礼。 格差と希望 誰が損をしているか? 大竹文雄 まずはグッドニュース。日本の格差問題に関する、決定的な診断書である。 続いてバッドニュース。この「病気」、進行ガンなみにやっかいだ。 本書「格差と希望 誰が損をしているか?」は、今日本で最も注目すべき経済学者である大竹文雄の、2005年から最近に至るまでに各誌に発表した論文をまとめた上で、最新の知見に基づいて大幅に追記したもの。優れた経済書であると同時に、優れた「直近日本史」ともなっている。 目次 - 大竹文雄のブログ: 「格差と希望」本日発売より 目次 はしがき 第1章 資本の論理を問う 「若者二極化」の弊害―意欲を再生する政策を Column1 新規学卒偏重のデメリット 「資本の論
以前「極東ブログ: [書評]にっぽんの商人(イザヤ・ベンダサン)」(参照)で、江戸時代の商人倫理に少し触れたが、同書は当時の貨幣経済について詳しくは書かれていない。それがどうしたわけか、このところ江戸時代の貨幣経済がどうなっていたのか気になっていろいろ散発的に調べてみた。面白いのだこれが。 銭形平次が投げていた銭は寛永通宝だというのはいいが、これって円の単位が確定した昭和28年まで日本国の通貨として使えたとは知らなかった、いやそれは曖昧な情報かもしれないのだが。また寛永通宝は中国やベトナムにも輸出していたともいう。それってどういうことなのか。宋通元宝や太平通宝といった宋銭がなぜ和銭ではなく宋の銭なのかはいいとしても、それが流通していたというのは同じ経済圏だったのだろうか。永楽通宝は明が対日本向け専用に鋳造したというのだが寛永通宝では逆転したわけだ。それにはどういう歴史的な意味があるのか。
経済学者 | 安田洋祐(やすだようすけ) のブログ。久々にデザインを変更しました!(2016年1月28日) 今日は、先日『企画図書を選ぶ』でお知らせしたリストの中から 2.経済学の面白さが分かる10冊 3.経済学の深さが分かる5冊 4.日本経済を読み解く5冊 の合わせて20冊をご紹介させて頂きたいと思います。 タイトルからいきなりひきつけられます(笑)同著者による『寓話で学ぶ経済学』も非常にオススメです。 資本主義や金融市場の機能をきちんと理解するために最高の1冊。 貧困撲滅へ向けて東奔西走する一流エコノミストからのメッセージ。 その独特な文体で岩井ワールドへと誘う珠玉のエッセイ集。 世界で最も影響力のあるエコノミストが語るグローバリズムのマイナス面。 面白いだけでなく意外性に満ちた経済学入門書の決定版。あなたも経済学の虜になること間違いナシ! 日本でもファンが多いクルーグマン教授による最
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く