埼玉県和光市が、契約した企業に公衆トイレの命名権(ネーミングライツ)を与える見返りに、企業がトイレの改装費を負担して管理などを担当する新たな仕組みを始めた。 市は予算を使わずに公衆トイレを清潔に保つことができ、松本武洋市長は「汚くて入りづらかった公衆トイレがぴかぴかの状態で維持できるのは喜ばしい。市の活性化にもつなげたい」と期待している。 市が命名権を与えたのはトイレ総合メンテナンス会社「CSリレーションズ」(本社・越谷市)。市は2017年3月末まで、東武東上線和光市駅の南口広場にある公衆トイレの命名権を同社に与え、同社は「和光市駅前 トイレ診断士の厠(かわや)堂」と命名した。 市は1998年3月、同駅の南広場の整備に合わせてこのトイレを設置した。メンテナンスはシルバー人材センターや業者に委託してきた。 人通りが多いため利用者が多いが、市の財政難などから清掃が行き届かないこともあり、市民か
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