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ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (36)

  • 出版の「ロングテール」を実感、「ブロガーの書く本」 - michikaifu’s diary

    中嶋さんが、を書かれるらしい。 Life is beautiful: アルファ・ブロガーはなぜを書くことになるのか? ・・で、実は私も今を書いている。秘密にしていたワケではないが、ちゃんと書きあがるか不安だったので、なんとなく言いそびれていた。 タイトルは、もちろん「パラダイス鎖国」(爆)。Ascii出版から3月11日発売、と決まった。みなさん、宜しく。 私はアルファブロガーではなく、せいぜい「ベータブロガー」程度なのだが、それでもを書くことになったのは、中嶋さんが仰っている「出版社にとって、お得意さんをかかえたブロガーは低リスク」という話のほかに、もう一つウラがある、と書いていて痛感した。 今、日は出版不況と言われているけれど、新書というのは例外的に売れているのだそうだ。私のも「アスキー新書」。で、この新書というのは、郊外の駅の屋で買って、電車の中で読んで、都内の目的地に着

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  • 「ブログ限界論」とマイクロメディア - michikaifu’s diary

    ブログ界で「ブログ限界論」がいろいろ語られているらしい。私はブログを始めてそろそろ3年以上になるけれど、ちゃんと役にたっているし面白いので、世の中が限界論だろうがなんだろうが、別にやめる気もない。読むほうにしても、同じことだ。 私は、ブログを「不特定少数」に向けて書いていることが多い。記事によるけれど、例えば無線通信業界の人とか、子供の学習障害に関心のある人とか、どこにいるかわからず、おそらく全体の中では埋もれてしまうぐらい数は少ないけれど、私の言いたいことを聞きたい人が世界のどこかにいるだろう、と思って書いている。また、同じようなことを考える人が書いたものを、ありがたく読んでいる。 時間はかかったけれど、コツコツやっているうちに、そういう人にちゃんと私の声が届いているということがわかってきた。ブログなら、マスメディアでは取り上げてもらえない、こういう話を、勝手に無料で書ける、読める。一方

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  • 姿勢をよくするための運動 - michikaifu’s diary

    まあ、いつものように不安をあおるだけのメディアの記事。 http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/071119/sty0711190740000-n1.htm 快適な生活のせいで、子供の姿勢が悪くなっている、という言い古された話。そうかもしれないけど、じゃぁどうすればいいの?とか、なんとか、もちっと明るい話は書けないもんかねー・・・ 最近、私が自分で経験したことから言えば、「コア・エクセサイズ」というのがいいらしい。 私も座ってパソコンに向かっている時間が長く、姿勢は悪くなりがちで、そのせいもあり、慢性的な腰痛持ちであった。それで、最近テニスのコーチに半強制的に、「トレーナーを雇って体力トレーニングをやれ」と言われて、やり始めた。で、ジムのトレーナーは「体のコアを鍛えるトレーニング」というのを中心にやり始めた。一番簡単でベーシックなのは「プランク」とい

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  • 「ウェブ時代をゆく」- もし「そんなの関係ねぇ」と思ったら - michikaifu’s diary

    ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) 作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/06メディア: 新書購入: 91人 クリック: 724回この商品を含むブログ (1191件) を見る 梅田さんの「ウェブ時代をゆく」は、かなり客観的なファクトをベースにした「ウェブ進化論」と比べると、読む人が自分の立ち位置をどこに置いているかにより、感じ方がもっと大きく違うものなのだろうな、と思う。だから、客観的な批評というエラソーなものは私には書けず、下記は「TechMom」としての私、なおかつ(引用までしていただいちゃった)梅田さんと近い立場にいる人間としての感想である。 私は梅田さんと年も同じだし、もっと地を這うような「けものみち」的なキャリアを進んできて、シリコンバレー在住のコンサルタントということで、立場は似ているのだけれど、ものの見方は違うことが時

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  • CMに富が集中する、日本のメディアのエコシステム - michikaifu’s diary

    昨日の続きで、ちょうど、映像コンテンツ制作話を書こうかと思っていたところで、このようなエントリーを読んだ。 http://d.hatena.ne.jp/kagami/20071016#p3 日では、俳優は「テレビドラマで顔を売って、CM出演で儲ける」仕組みになっていると思っていた。アメリカは、俳優組合の仕組みのせいかどうか知らないが、映画俳優・テレビ俳優・CM俳優は比較的はっきりと分離していて、階層的にはこの順番のカーストになっている。これに対し、日では、一人の俳優がどれにも出るが、映画やドラマでは儲からない。一方、日のCMはなんせ儲かるから、アメリカではCMなぞに絶対出ないトップ級のハリウッド俳優も日ではCMに出る・・・ そう思っていたら、俳優だけでなく、映像制作会社もそうだ、という話を当の制作会社の人から先日聞いて、「ふぅむ・・・」と考え込んでいたところだった。CMが一番ふんだ

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  • 豊かな時代の教育とは:「こいつらにはやっぱかなわねー」と思うこと - michikaifu’s diary

    こんなエントリーを読んで、私はちょっと事情は違うけれど、当にそのとおりだなー、と思った。 談合社会の崩壊の中で「お母さん」たちが担っているもの - アンカテ 今日も今日とて、息子の学校での「対策会議」に行ってきた。ウチの子の学校は、アメリカの中では「レベルが低い」と言われるカリフォルニア州の、お金持ちでもない小さい学区のフツーの公立校。それでも、いつも対策会議のたびに、そのノウハウや仕組みにいちいち感心してしまう。 ウチの息子は読み書きの学習障害があるが(詳細は「視覚発達障害」カテゴリー参照)、ビジョン・セラピーやここまでの種々の対策のおかげで、読むほうはだいぶよくなってきた。今回は、これまでの進歩の様子を確認して、この先どういった対策が必要かを判断するためのテストをした結果の報告と、その後の方針を話し合うミーティングだった。 スピーチ・セラピーの先生は、一種の「IQテスト」のようなフォ

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  • Tech Mom from Silicon Valley - 「パプリカ」の今敏監督がいいこと言った件について

    ちょっと前になるが、昨年日で最も評価の高かった劇場用アニメ映画、「パプリカ」の今敏監督と、「時をかける少女」の細田守監督が、たまたま相次いでアメリカに来られた。いつも映画関係の記事素材を提供してくださるハリウッドの映画ライター、はせがわいずみさんが、お二方にインタビューしたものを、私が現在、慶応大学デジタル・メディア・コンテンツ機構の英語ニュースレター記事に仕立て直しているところだ。 はせがわさんのインタビューは、いつも面白い発言を引き出していて、記事を書きたい意欲がわく。今回も英語だけではもったいなくて、日語でも書きたい良いネタがいろいろあるのだが、日語記事ははせがわさんご自身がどこかに書いておられるだろうし、彼女は仕事でやっているので、このような個人のブログに書くわけには当はいかない。でも、彼女の記事はだいたい映画専門誌なので、ギーク世界の皆様の目にはあまり触れないだろう、とい

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  • Tech Mom from Silicon Valley - SecondlifeとTwitterは都市伝説か?

    何度かこういう話がこれまでも出ているようだけれど、今日もこんなセカンドライフに関するエントリーがあった。 大西 宏のマーケティング・エッセンス : セカンドライフってもう終わった? 日だけじゃなくて、アメリカのプレスでも、どうもこのところ、セカンドライフは「紙」ベースのメジャーなメディア(サンフランシスコ・クロニクルとかウォールストリート・ジャーナルとか)では見るけれど、先月のWeb2.0EXPOでもセカンドライフの「セ」の字もどこの基調講演にもワークショップにも出なかったし、テック系ポッドキャスト、ブログ、ソーシャルニュースなど(メンドーなので全部まとめて「ギークメディア」とよぶ)でもほとんど言及されているのを聞かない。大西さんのようにちゃんと調べたわけではないが、なんか、ヘンだなぁ〜、という感じがしている。 ギークメディアでは、セカンドライフを評価する人と「ボクにはよくわからない」と

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  • どっちつかずの子供になれ! --- 私が子供をアメリカで育てようと決意しつつある理由 - michikaifu’s diary

    以前、人生の先輩でありお世話になっている方から、「子供をそろそろ日に連れて帰らないと、どっちつかずの子供になってしまう。それはやめたほうがいい。」と親身にご忠告をいただいたことがある。それで、ずいぶん迷った。その方のおっしゃっている意味はよくわかる。私自身、アメリカでどうしても外国人としての見えない壁をいつも意識していることもあり、この子達は、どうなっていくんだろう・・と不安にもなった。 しかし、その後、親の都合もさることながら、子供の様子を見ていて、やはりアメリカで育てるのがいい、と最近は納得しつつある。その大きな理由は、このブログにも何度か書いたように、上の子に軽い学習障害があり、そのための受け入れ体制やリハビリの手法が、アメリカの学校のほうが日よりもずっと整っている、ということがある。でも、たとえそういった特殊事情がなかったとしても、「学習障害の子対策」に表れているような、社会全

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  • iTunesで映画を買ってみた! - michikaifu’s diary

    このところ、アマゾンもアップルも映画のダウンロード販売を始めた。こんど、家族でヨセミテまで車で旅行する(片道4時間)ことになり、車内で子供が見るのにちょうどいいので、iTunesで映画を買ってみようと思った。 まずは、Radio Shackへ行って、テレビにiPodをつなぐコネクター・ケーブルを購入。ずーっと前から買おうと思っていたが、こういうの苦手な私には、ネット販売で並んでいるカタログで見て、どれが正しいものか、ほんとにちゃんとつながるのか不安で、つい二の足を踏んでいた。ついに、ちゃんと店員がいて(それもなかなかイケメンなにーちゃんだった・・)、質問も確認もできる店に行く機会ができ、しかもにーちゃんが実際に店内のテレビにつないで試してみてくれて、iPodのビデオ出力設定のやりかたも教えてくれて、ようやく安心。iPodだーいすき、ソフトのアップデートもダウンロードも問題なしの私だが、どー

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  • アニメと邦画に見る、テレビ局の立ち位置の違い - michikaifu’s diary

    残念ながら、「ゲド」も「ブレイブ」も「時かけ」も「日沈没」も見られていないが、趣味の邦画ブログ・サイト(いずれも英語)でこのあたりの日での趨勢を追いかけている私には、このところとっても面白いエントリーが相次いでいる。 「亀田」と「時かけ」 - メディアの扇動力がネットに圧される時代 | デジモノに埋もれる日々 http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2006/08/07_061846.html 特に、テレビ局が日映画業界に及ぼす影響について興味を持っていて、このポイントについては最近かなり熱心に書き込んでいて、私のブログをよく参照してくれるアメリカのアジア映画ブログでも、このあたりのビジネスモデルをだいぶ理解して興味をもってくれている。さらに海外の日映画ファンにとっては一応見ておかなければいけないジブリ作品ということ

    アニメと邦画に見る、テレビ局の立ち位置の違い - michikaifu’s diary
  • 見たい欲 vs. 所有欲 - michikaifu’s diary

    まずは業務連絡。以前書いたFlickrの「写真プリント注文数」の話がいろいろと物議をかもしてしまったので、一応下記に出典ポッドキャスト「This Week In Tech (TWiT)」を掲げておく。話している人々も出典をはっきり言っていないと記憶しているので、「シリコンバレー雀の間ではこんな噂もある」程度に聞いていただきたいし、私の書いたことも、もしそうだとしたらこんなこともあるか、という可能性の話として理解してほしい。下記にも書くように、Web企業や新しいメディアのビジネスについては、私もまだ理解できておらず、現在勉強中の段階だ。 http://twit.tv/47 再び、Web2.0とインフラの制約に思いを馳せる - Tech Mom from Silicon Valley さて、たまたま今日、テレビ商売の話を日アメリカについて読み、ふーん、と思った。ネットとテレビが近くなってい

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  • Web2.0と対立する2つの世界(その1) Web2.0の世界は広がりうるのか? - michikaifu’s diary

    最近、梅田さんとはてなの近藤さんの対談で、彼の持論「対立する2つの別世界」の話がとりあげられたそうだ。Web2.0的な最先端ネット住人の世界はどんどん加速して先へ行き、それ以外の普通の人の世界との間がどんどん広がりつつあり、その二つの世界の間に、梅田さんは橋を架けたいと思っているとおっしゃっている。 章立てでちゃんと何か書きたいと思うのだが、なかなかまとまらないので、一つ感想をとりあえず述べてみる。 Web2.0の世界は、そもそもその定義上、あまり大きくなることはできないように思う。ネット上でなんらかの行動を起こす(ボランティアで記事を書く、コメントを書く、ブックマークをつける、など)人の数というのは、全ネット人口の何%ぐらいになるだろうか?さらに、全人口の何%になのだろうか?全体から見れば、ものすごく少ないに違いない。もちろん増えていくのだけれど、絶対にすべての人がやるようにはならない。

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  • Web2.0と対立する2つの世界(その3)幸福なシリコンバレー一族の里 - michikaifu’s diary

    さて、昨日雇用への波及効果が少ないネット企業の話を書いたが、シリコンバレーでは少々事情が違う。例えば、ソフトウェア会社のオラクルは、アメリカ経済全体から見たら、自動車会社や電話会社ほどの経済への波及力はない。しかし、オラクルの城下町であるわが町では、オラクルがつぶれたら大騒ぎになる。住民の何割かが職を失い、街のレストランや、オラクルに納入している商店やら弁護士事務所やらが軒並みつぶれる。地元の学校や非営利団体も、軒並み大口寄付がなくなって大変なことになる。だから、わが町は何かコトがあれば気でオラクルを支持するだろう。これは、グーグルのあるマウンテン・ビューでも、アップルのあるクパティーノでも、ネット以外の普通の企業城下町と同じことだ。 こういう町が、2の平行して走る高速道路沿いに、ピーズの首飾りのようにぎっしりと連なっているのがシリコンバレーである。だから、サンフランシスコからサンノゼ

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  • Web2.0と対立する2つの世界(その2)なぜネット企業がいつまでたっても異端視されるのか? - michikaifu’s diary

    これはWeb2.0というより、1.0の人たちも含めてネット企業全般に言えることだ。ライブドア騒ぎのおかげで、「ネット企業」と言えば「アブク銭」「ヒルズ成金」みたいな扱われ方をされるようになってしまった。なぜそんなに手のひらを返すように変わるかといえば、味方が少ないからに違いない。なぜ味方が少ないかというと、一言で言えば、雇用への波及効果が低いからだ。 まず、ハードな設備投資をほとんどしない。その時代を担うトップ産業は、製品を売って稼ぐだけでなく、製品を作ったりサービスを提供したりするために、巨大な設備投資をして、裾野業界を潤し、スパイラル的に雇用を創出して、その雇用者は消費者となって製品を買うという、経済規模を拡大再生産する役割を期待されている。自動車産業しかり、電話産業しかり。たとえば、先日の日経に、今年度の携帯電話向けのインフラ設備投資予測は約2000億円という話が出ていた。さっき読ん

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  • 放送とネットの融合は「電車男型出世魚」 - michikaifu’s diary

    丸山茂雄さんという方が、MF247という「ネット上の音楽オープン勝ち抜き戦」の仕組みを始められた、という記事を日経で読んだとき、これはてっきり梅田さんの入れ知恵だとばかり思っていたら、そうでもないらしい。 丸山氏のブログ http://d.hatena.ne.jp/marusan55/ mF247は、私が自分の直感で組み立てたのですが、梅田さんの論文を読んで、影響を受けてどんどん修正を重ねています。梅田さんにはまだお会いした事はありませんが、このブログからお礼を申し上げます。 梅田さんの論文 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u105.html 誤解を恐れずに言えばこれからは、文章、写真、語り、音楽、絵画、映像……ありとあらゆる表現行為について、甲子園に進むための高校野球予選のような仕組みが、世界中すべての人に開かれているのが

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