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ブックマーク / aruhenshu.exblog.jp (4)

  • 書評とは、「読み手のストリップ」である。 | ある編集者の気になるノート

    先のエントリ(『書評王の島』vol.2の、匿名編集者座談会「書評メッタ斬り!」に参加しました。)でも紹介した冊子、『書評王の島』に、豊崎由美(正確な表記はリンク先参照)さんによる、作家朝倉かすみさんのインタビューがある。 その中でドキッとしたやりとりがこれ。豊崎  アマゾンのレビューはどうですか? 朝倉  出ていれば読みますね。 豊崎  決して好意的なのばかりでもなかったりしますよね。 朝倉  ええ。それはネットのレビュー全体がそうですけれども。書いている人はどこまで意識しているんだろうと思いますね。自分の「読み」や表現のレベルをだれでも読める場所にさらしているわけでしょう。 豊崎  よくあんな怖いことを原稿料ももらわずにできるなと、私も思います。雑誌のライターをやっていて救われているのは、1カ月もあったらこの世から消えちゃうからですよ。ブログでレビューを書いている人たちは、自分の文章がず

    書評とは、「読み手のストリップ」である。 | ある編集者の気になるノート
  • ある編集者の気になるノート : 立川談志が弟子に教えた、醜い嫉妬の解消法。

    このは、頂き物ではなく、ちゃんと自腹で買いました。 『赤めだか』 読む前から評判が高く、売れているようなので、つい敬遠してしまったのですが(編集者にありがち)、いや、もっと前に読めばよかった。 近頃読んだの中でも、一番のオススメです。 今日はその中でも、僕にとって一番「しみた」部分をご紹介。 *あとから入門した弟弟子の志らくを、師匠の談志が何かにつけてほめ、著者(談春)が腐っていたときの話 翌日、談春(ボク)は談志(イエモト)と書斎で二人きりになった。突然談志(イエモト)が、 「お前に嫉妬とは何かを教えてやる」 と云った。 「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。来ならば相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかな

    ある編集者の気になるノート : 立川談志が弟子に教えた、醜い嫉妬の解消法。
  • 薄い本が好きですか? 厚い本が好きですか? | ある編集者の気になるノート

    【HR】 嬉しい重版(MORI LOG ACADEMY)今日も、I子氏と「薄いが売れる」話をした。を作っている人たちも、また、愛読者ハガキを書くような一部のファンも、活字が大好きな人たちだから、想像もできないのだろう。でも、同じ値段で、片方は3分、片方が4分の曲があったとき、4分の方を、「長く楽しめるから」とか「情報量が多いから」という理由で買うだろうか。それと同じくらい、文字が多い方が得だという考え方は、一般の人から見たら変なのである。電車や飛行機だって、少しでも長く乗っていたい、遅い方がお得だ、と考えるのは、鉄道マニアだけだ。 僕自身は、迷ったとき、同じ値段だったら、まちがいなく薄い方のを買うし、文字が少なく、写真や図が多いものを選ぶ。同じ内容ならば、短時間で読めるものの方が得をした気分がする。文字が多い方が良いのは、辞書くらいではないだろうか(辞書でも薄い方が良いが)。僕が作っ

    薄い本が好きですか? 厚い本が好きですか? | ある編集者の気になるノート
  • あなたたち著者は、アマゾンなんか見ないほうがいい。 | ある編集者の気になるノート

    先に断っておきますが、べつに、アマゾンを使うなというわけじゃありません。 僕が言いたいのは、「著者はアマゾンで自分の作品のページを見ないほうがいい」のでは、ということ。 こんなことを書くと、「オレ、自分の作品の順位を知りたいし、レビューだって気になるよ」という書き手の方もいるでしょう。 でも、おうおうにして、その順位やレビューが著者を苦しめるものなのです。 最近、こんなことがありました。 知人のライターさんが、自分の作品のカスタマーレビューを見て、そうとう落ち込んでいます。 よく見ると、彼のには、☆1つのレビューが多いのです。 贔屓目ではなく、その人の著書が、そこまで酷評される内容だとは思いません。 むしろ、自分の門外漢のテーマを素人なりに、よくまとめたものだと感心していました。 レビューの中身をくわしく見て、僕は1つ気づいたことがあります。 ☆1つのレビューのほとんどが、内容にはいっさ

    あなたたち著者は、アマゾンなんか見ないほうがいい。 | ある編集者の気になるノート
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