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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (25)

  • 研究の作法を誰が教えるか | 5号館を出て

    今日は北大の一般入試の後期試験のため、朝は7時前に家を出ました。東区(といっても我が家の近辺が特にひどかったようですが)は、15センチ位の積雪があったため自転車はあきらめて歩いていると白く見えたものは降っている雪ではなく、朝になって気温が下がってきたためかだんだんと濃くなっている霧でした。 今日の試験を最後に、次年度の新入生が最終的に決定することになるのですが、今どきの大学新入生に今まであまり書いたことのないレポートというものを課すると、そもそも何を書いて良いのかわからない、書き方がわからないということで、多くの学生はまずはインターネットで探したものを露骨にコピペしてきます。 最初のうちは、コピペがばれると思ってか、文章をどこから持ってきたかという情報を書いてこない学生が多いのですが、インターネットから引用するのは構わないから必ずどこにあった誰の文章から引用したということを示すようにという

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    hejihogu
    hejihogu 2014/03/13
  • 爪が残っていればヒトでも指は再生する | 5号館を出て

    今日発表されたNatureのオンライン版に、弘前大学出身で北大の私の研究室で博士号を取得、今はニューヨーク大学でポスドクをしている武尾真君を筆頭著者とする論文が出ています。 Nature Newsにも取り上げられているので、かなり注目度の高い論文です。 How nails regenerate lost fingertips Study of mouse toes reveals pathways that could offer clues for regenerating human limbs. 現象自体は研究者には結構知られていることなのだそうで、実験に使われたマウスと同じようにヒトでも指先を切断するような事故にあったとしても、爪がある程度残っていれば指先は「完全に」再生することが知られていたようです。 なんだ、それなら度々日テレビに登場し、BBCでも大々的に取り上げられたニュ

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    hejihogu 2013/06/14
  • 農業・畜産業の現場にいる人と遺伝子組み換えについて考える | 5号館を出て

    昨日は、今年になって3回目(1回目はプレ・イベントだったので、正式には2回目)の遺伝子組み換え農産物(GM作物)について、農業者、畜産業者、販売者、市民、研究者などが円卓でじっくりと語り合う会があり、進行のお手伝いをさせていただきました。プレイベントの時にも司会をさせていただいたのですが、その時の記録はこちらにあります。 「北海道GMO問題を各人の立場で振り返る」 2回目からは、過去の振り返りではなく、北海道ではこれからどうしていくべきなのかについての話し合いが始まったそうなのですが、前回は参加することができなかったので、昨日の話を聞いて話がかなり進展していることに最初はかなり驚きました。 6時間近い議論が行われましたので、話は広く深くまた時には別の方向へ行ったりもしますので、とても全部をまとめることなどはできないのですが、畜産飼料をめぐるGM作物がかなり興味深い展開になっていることを認識

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    hejihogu 2010/11/22
  • 経歴に穴が空くということ | 5号館を出て

    私がまだ学生の頃から、聞かされ続けたことのひとつが「経歴に穴を空けてはいけない」ということでした。 高校から大学へ入学するのもそれほど簡単な時代ではなかったこともあり、過半数の学生は大学へ入る前にいわゆる「浪人」という時期を過ごすのですが、その時にもどこかの予備校に属していることが勧められ、予備校に行かないいわゆる「自宅浪人(宅浪)」は、ひょっとすると将来社会に出てから、何らかの不利益を被るかもしれないと聞いたこともあります。 しかし、それがどのような根拠に基づく、どのような不利益であるのかを確かめる機会は今日に至るまで持てていません。結局、その後大学へ進学することになるのだったら浪人時代の履歴の穴は所詮「学歴」に空いた穴にすぎす、それほど大きなものではないということなのかもしれません。 一方、大学を出てからも、ことあるごとに「履歴に穴を空けてはならない」と言われます。実際に調べることなど

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    hejihogu 2009/09/01
  • 白髪の原因が明らかになった | 5号館を出て

    白髪は典型的な老化症状のひとつですが、特に健康被害があるわけではありませんし、洋の東西を問わず知恵の象徴と考えられていることや、最近の染色技術の発達で比較的簡単に隠すことができることから、それほど深刻に語られることがないものです。しかし、もしもそれを阻止する方法が発見されれば、それは老化防止とつながるという期待も持たれていますので、話題になることも多いと思います。 一昨日出た論文で、白髪の原因は過酸化水素(H2O2)だということが示されました。 Senile hair graying: H2O2-mediated oxidative stress affects human hair color by blunting methionine sulfoxide repair The FASEB Journal article fj.08-125435. Published online F

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    hejihogu 2009/02/26
  • 黒字の企業が社員を首にするとは | 5号館を出て

    「派遣切り」などという新語がニュースの中で踊っていますが、切られる人にとっては流行語ですまされる問題ではありません。 4年前の小泉政権の時に製造業でも派遣社員を使えるように法律が改正されたと記憶していますが、要するに企業が業績悪化した時の際の安全装置として、社員の首を簡単に切れるようにするための法律だったということが、今誰の目にも明らかになっています。 会社がつぶれる時に社員が失業するのは、会社と社員が一蓮托生ということで仕方がないと思いますし、その時には正社員も派遣社員も一緒なので、理解することはできるのですが、業績悪化が予想されるという段階で、会社の黒字を守るために派遣社員を切る捨てるという話を聞くと、これはもう犯罪以外の何者でもないと思います。 アメリカの自動車産業のビッグ3が、会社をつぶさないために税金をくれと言いながら、公聴会に出席した経営者が自家用ジェット機で来たことが非難さ

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  • 携帯を禁止すると学力が上がるのか | 5号館を出て

    小学生や中学生が学校内で携帯を使う必要がないというのは、その通りだと思いますが、昨日の橋下大阪府知事の発言で、日中が大騒ぎになっていることが良く理解できません。 報道によると、大阪府内の小学校は88.1%、中学校は94.2%がすでに携帯電話の学内持ち込みを禁止しているとのことで、橋下知事があえて言うまでもなく学校としては禁止ということになっています。 それをあえてパフォーマンスとして宣言した理由が、大阪の子どもの学力低下をなんとかするためというのですから、教育の素人の思いつき教育行政の感は否めません。 産経ニュースによると、携帯を使っている時間が長い子どもは学習時間が短いという調査結果が出ているのだそうですが、それは正しいかもしれませんが、それと学力の関係の調査はどこにあるのでしょうか。 府教委の調査では、児童生徒の1日の通話時間やメール送信回数を集計し、その「依存傾向」を低位、中位、高

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  • 博士こそ中小企業の即戦力なのかもしれない | 5号館を出て

    札幌駅北口前に「中小機構」という看板を出したビルがあるのは気が付いていましたが、それが北大に関係があるとは知りませんでした。一方、北大の北キャンパスに「北大ビジネス・スプリング」というインキュベーション施設が建設されているのもの知っており、そろそろできる頃だと思っていました。それも、あまり私とは関係のない施設だと思ってあまり気にもせずにいました。 ところが、先日「独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)北海道支部地域振興課インキュベーション開設事務室」の方から研究室を訪問したいというメールをいただき、「おそらくまったくお役に立てることはありませんが、どうしてもというのであれば、どうぞお越し下さい」と返事をしたところ、昨日当にいらっしゃいました。 そこで、この「北大ビジネス・スプリング」が北大のものではなく、中小機構が建設したものであることがわかりました。話を聞いてみると、この施設はベ

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  • Chorome の誘惑 | 5号館を出て

    すでに数え切れないほどのレポートが上がっておりますが、日時間の今日からGoogleが提供するブラウザーであるGoogle Chrome (BETA) for Windowsの配布が始まりました。 いろいろなところから行けると思うのですが、もっともわかりやすいのはGoogleのホームページに出ているアイコンをクリックすることかもしれません。右下にブラウザと書かれているところのアイコンがChromeのものです。 右上のダウンロードアイコンをクリックし、ダウンロードされたセットアッププログラムを走らせるだけで、簡単にインストールが完了します。 Firefox3を使っている場合には、ブックマークだけではなく、クッキーや記憶したパスワード、さらにはアクセス履歴までもが引き継がれるのは、さすがにユーザーのすべてを知っているGoogleらしい対応だと感心するとともに、一抹の気持ち悪さを感じるのもいつも

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  • 信頼を失った権威 | 5号館を出て

    「文科省の意図を越えた大学の節約ぶり」に寄せられた、コメントさんからのコメントを読んで、私も考え込んでいます。 それは別にして、「専門家の信頼性」って何でしょうね。20-30年前も、今も、大学や研究機関の専門家のレベル(専門性)は遜色ありません。それとも、日の専門家のレベルは落ちて居るのでしょうか?或いは、元々、日の専門家のレベルは低いのでしょうか? 現代日の科学の繁栄は専門家が築いたものです。専門家の信頼性に疑問を持つ人は、日の科学技術の繁栄を、どう考えるのでしょう。何を理由に専門家が信頼出来ないのでしょうか? もし、報道やドロップアウトした院生や団塊の世代の学生運動等に煽られて、漠然と専門家を信頼できないなら、先入観が相当大きい気がします。印象での決めつけなので、信頼性の回復は難しい気がします。どう思われますか? 今の日で、信頼性(権威)を失ったものは専門家以外にもたくさんあ

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  • 文科省の意図を越えた大学の節約ぶり | 5号館を出て

    昨夜の記事だと思いますが、決して喜ぶべきニュースではないと思います。 毎日jp: 大学人件費:05年度比6.8%減 目標超える削減ペース 先日も書いたように、法人化以降、国立大学の運営交付金は毎年1%ずつ削減されています。運営交付金には人件費も含まれていますので、1%ずつ運営交付金が削減されても、従来どおりの運営(教育と研究)を続けようとすると、人件費の削減がもっとも効果的ということになります。北海道大学の場合だと教職員が約4000名いますので、あまりにも雑な計算ではありますが、毎年40人ずつ辞めても補充しなければ、それは達成されます。 しかし、10年で1割400名の人員削減というのは、想像しただけでも寒くなります。 平成19年度に出た北海道大学の報告書によると、18年度の教員数が2144名で。職員数が1954名となっています。16年度は教員数2166名、職員数1888名となっているので、

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  • 青くなっている大学の最後の息の根を止める | 5号館を出て

    昨日付けで、国立大学協会が「緊急アピール」を出しています。 pdfファイルで出すという時点で、この組織のやる気のなさが伝わってくるのですが、いちおうリンクを貼っておきます。 概算要求基準における国立大学法人運営費交付金の削減幅を3%とする方向の検討について(緊急アピール) 全文が転載されているサイトがありますので、こちらをごらん下さい。 要するにまだ伝聞の段階ですが、「来年度概算要求基準における運営費交付金や私学助成費の削減幅を3%とする方向で検討が行われている」という情報を得て、それに対しての緊急アピールを出すということのようです。 国立大学が法人化されて、毎年1%ずつ運営交付金が一律に削減されて今年で4年目ですから、すでに4%の削減が行われていることになります、ここで来年度から3%の削減が上乗せされると7%の削減になり、体力がなくなりかけている大学はここで臨終宣告を受けることが充分考え

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  • 若者の**離れ  | 5号館を出て

    我々の業界で、子どもや若者の「理科離れ」ということが朝晩のあいさつのように語られた時期がありました。今でも言っている人がいるかもしれません。遊んでいる子どもたちが昔と同じようにあらゆる自然に対して興味をもっているところを見たり、テレビなどで科学番組がたくさん作られているのを見ていると、私は実感として理科離れを感じることができませんでした。今でも、少なくとも怪しげな「教育」を受けるまで、子どもたちは間違いなく自然が大好きなことを確信できます。 ただし、現実問題として理系の大学に進む若者が減っていたり、技術職を目指す若者が減っているということがあるのだと言われると、それはそうなのかもしれないと思います。しかし、それは理科離れというよりは、理系の職業選択をする若者が減っただけだと思っています。なぜ、理系の職業を選ばないかというと、単純に損だと感じるからではないでしょうか。 同じようなロジックで、

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    hejihogu
    hejihogu 2008/05/12
  • 気弱になった集団の多数意見は、往々にして誤る | 5号館を出て

    全文がこちらで読めますが、今朝の天声人語は、先日の衆院山口2区の補選での結果を受けながら、与党が明日ガソリン税を元に戻す法案を衆院の3分の2で再議決するという方針について論評していました。その内容自体に特に注目すべきものがあるわけではなかったのですが、次の文章に目がとまりました。 「気弱になった集団の多数意見は、往々にして誤る」。この鋭い洞察は、南極観測隊を何度か率いた村山雅美(まさよし)さんだ(小学館『千年語録』)。追い詰められてからの「数の論理」は危険で、極地では全滅を招くことさえある。 これは天声人語子が政府自民・公明党を「気弱になった集団」と考え、その多数意見がガソリン税の暫定税分を元に戻すということであり、その決定は政府を崩壊へと導くであろうと指摘しているのだと思います。 私には、明日に予定されている衆院の再議決が自民・公明の多数意見であるかどうかは疑問だと思っていますし、自民・

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  • 日本の博士課程が定員割れしたのでベトナムから学生を呼ぶということなのだろうか | 5号館を出て

    昨日の夕刊の記事にこれが出ていて、最初は意味がわからずしばらく呆然と記事を見ていた記憶があります。 博士養成、ベトナムから1千人 政府、ODAで受け入れ 政府は08年度から20年度にかけて、途上国援助(ODA)を使ってベトナムの若者1000人以上を日の大学院に入学させ、博士を養成するプロジェクトを始める。 外務省などによると、ベトナムが求めているのは主に理系の分野で、情報技術(IT)、機械工学、素材、ナノテクなどの先端技術をはじめ、全般にわたる。ベトナムから国費で受け入れている博士課程の留学生は現在年25人程度だが、この枠を08年度から徐々に拡大し、3年後をめどに大規模な受け入れを目指す。 受け入れに前向きな主な大学院は東京、京都、早稲田、慶応、立命館、長岡技術科学など。日側は200億円以上の費用が必要とみられる。 日側としては、優秀な若者を日で育て、両国の関係を深めたい思惑がある

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  • 北海道大学における入試方式の旧体制復帰 | 5号館を出て

    北海道新聞で報道されて、結構あちこちで引用されているようですので、私が黙っているのも変なので、軽くコメントをしておきたいと思います。 北大入試 「文類」「理類」復活へ 11年度にも 学部別募集も継続 北大はかつて「文類」「理類」など学部を横断する単位で学生を募集し、教養部所属の後に成績順で各学部に振り分ける方式を採用。その後、入学時から専門性を高めるため、「文1」「理2」などによるやや細分化した枠での募集を経て、一九九五年度に現行の学部別募集に移行した。 予定通り一一年度から文類、理類の「大くくり」での試験導入が決まれば、十六年ぶりの大幅な制度改正となる。 ここでも何度か触れたことがあると思いますが、私が受験した頃の北大は医進、歯進、水産類以外は理類と文類というくくりで入試が行われていました。その頃は、生物はまったく人気がなく、今では考えられないことですが、理類1200人中1000番以下で

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  • ヒトの研究が始まる時、動物の研究が終わる 【追記】仙台通信さんにトラックバック | 5号館を出て

    2008年 01月 13日 ヒトの研究が始まる時、動物の研究が終わる 【追記】仙台通信さんにトラックバック 私が大学院にはいった頃、動物発生学の研究ではウニやヒトデを使った受精研究が非常に盛んに行われており、研究者の数も多く、学会発表の数も多く、論文も多く出ていました。その頃、ヒトはもちろんマウスをはじめとした哺乳類は体外での人工授精すら難しく、たまたま成功することもあるというレベルだったのに対して、ウニやヒトデそれにカエルなどはもともとが体外受精で、成熟した卵と精子さえ手にすることができればそれを使って誰でもが人工授精させることができることもあって、受精の前後に起こることについて膨大な情報が蓄積されていました。 その頃でも、ウニやカエルの受精研究の意義を述べる時に、それが「ヒトでは研究することが困難な受精のプロセスを明らかにすることに貢献する」ということを強調して、論文のイントロやディス

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  • もちろん借りたものは返さなければならないのですが | 5号館を出て

    教育ローンなのに奨学金という名前を使っていることは偽装ではないかとずっと言われてきている、学生支援機構(旧育英会)の取り立てがだんだんと厳しくなってきているようです。 昔は、高校教員も返還免除職だったので、大学院を出てから高校の先生になろうというインセンティブにもなっていたと思うのですが今はそれもなくなりましたし、第二種という利息付きのものも出てきたので、気軽に借りてみたものの、なかなか就職できずに返還ができないという人が増えているのかもしれません。 ポスドクなどをしているうちは返還猶予申請をすれば返還の先延ばしができるのですが、なんらかの理由で1ヶ月でも返還猶予の資格を失ってしまうと返還を開始しなければならず、いったん返還を開始したらたとえその後に「免除職」についたとしても返還を続けなければならないなど、返還に際してはなかなか厳しいルールがあるようです。 もちろん、この「奨学金」は返還を

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  • スポーツ選手 引退後の人生 | 5号館を出て

    今朝の朝日新聞に、論説委員の西山良太郎さんという方の書いた「引退後の人生 学校は教えない」というコラムが載っていました。「スポーツを育てる」という連載もののようですが、過去のコラムは印象に残っていません。 しかし、今回のテーマはここでしばしば議論されているポスドク問題と大きく重なるものがあるような気がしました。 ネットでは探せないようなので、引用してみます。冒頭に20歳で引退を決意したオリンピックのソフトボール代表選手のエピソードが出てきます。 「一番の理由は腰痛など持病の悪化だったけど、選択肢がある段階で決めたかった」。 (略) チームや会社に残る道もあったが、まったく別の道を選んだ。服飾関係の専門学校で学び、今はウェディングドレスのコーディネーターとして働く。 プロに限らず、オリンピックにしてもスポーツ選手の「生命」は驚くほど短いものが多く、たとえプロになって注目を集めたとしても、20

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  • 大学院生のための10の簡単なルール | 5号館を出て

    PLoS COMPUTATIONAL BIOLOGY というオンラインのフリージャーナルがありますが、数日前に発表された号に載っていた見逃せないエディトリアルです。 Ten Simple Rules for Graduate Students つたないながらも、ご紹介してみます。 Rule 1: Let Passion Be the Driving Force of Your Success ルール1: 成功するまで情熱を持ち続けよう。 大学院にはいるということは人生投資することである。このチャンスで自分の資質を確かめ、その分野に情熱が持てるのかどうかを確かめよう。自分が当に研究をしたいのかどうかも知ることができる。精一杯利用しよう。でも、研究に打ち込めなかったり、テーマが合わないとおもったら、辞めよう。考え直すのだ。 Rule 2: Select the Right Mentor,

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