2016年3月13日のブックマーク (1件)

  • リカードからの意外な贈り物 - himaginary’s diary

    ブランコ・ミラノビッチが、パトリック・コルクホーンの社会表*1およびロバート・アレンの近刊「The Industrial Revolution: A Very Short Introduction」を基に、リカードが「経済学および課税の原理」で問題視した穀物法が継続していた場合の所得配分を試算している。ミラノビッチによれば、リカードは、所得の土地、資、労働への機能的配分は厳密に定義したものの、他の古典派や後の限界主義者と同様、個人所得の配分はあまり気に掛けなかったという。というのは、マルクスと同じく、階級の所得が決まれば個人の所得は自ずと決まると考えていたから、とのことである。 しかしリカードが攻撃していた穀物法は個人ベースの所得配分も悪化させていた、としてミラノビッチは以下の数字を示している。 地主 資家 労働者 人口比(%) 1.3 3.2 61 18世紀末時点の所得(×生活可能

    リカードからの意外な贈り物 - himaginary’s diary