2011年11月17日に開催された「Hitachi Open Middleware World Cloud Day」では、冒頭に基調講演としてITジャーナリストの佐々木俊尚氏が「ソーシャルとクラウド化がもたらす日本社会の変化と今後のあり方」と題して語った。 1990年台にインターネットが普及し始めた頃「垂直から水平へ」という言葉が流行った。それまでの垂直統合型のビジネスが、水平分業型へと変化するという意味だが、当時の貧弱なネット環境下ではあまり実現しなかった。佐々木氏は「理念でしかなかった水平分業が今、ソーシャルネットワークとクラウドコンピューティングの進展により実現しつつある」と見ている。 これまで、情報の多くはテレビ、新聞、雑誌のような縦割りの独立した情報チャネルを経由して我々のもとに届いていた。ところが最近、たとえばテレビの世界ではConnected TV、Smart TVというキー
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