安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区(山口県下関市、長門市)の補欠選挙(4月11日告示、23日投開票)で、立憲民主党は元参院議員の有田芳生氏(71)を擁立する方向で最終調整に入った。関係者への取材で判明した。 【安倍・岸一族の家系図】 有田氏は、オウム真理教による事件などをジャーナリストとして取材し、2010年参院選に民主党(当時)から比例代表で立候補し、初当選。2期務めたが、22年7月の参院選で落選した。関係者によると、立憲は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治との関わりなどの問題を訴えるため、有田氏が適任と判断したとみられる。 同補選を巡っては、自民党が安倍氏の後継として、元下関市議の吉田真次氏(38)の擁立を決定。NHK党も、党幹事長の黒川敦彦氏(44)を立てる方針を決めている。【堀菜菜子】