行政刷新会議の事業仕分け第3弾最終日で、説明者の発言に苦笑する蓮舫行政刷新相。左は民主党の枝野幹事長代理=30日午後、東京・池袋 「ゾンビのようだ」 蓮舫行政刷新担当相は特別会計(特会)を対象とした事業仕分け第3弾を前に、仕分けても仕分けても執拗(しつよう)に予算要求する官僚の姿勢をこう批判していた。 予算編成という国家運営の根幹を国民の目に明らかにした「事業仕分け」は当初、多くの世論の支持を得た。だが、政権交代から1年以上が経過し、無駄な事業がゾンビのように生き返るのを許しているのは、ほかならぬ民主党政権だということが、今回の事業仕分けの議論で明らかになってきた。 「政治主導と言いながら…。なんで一貫して官僚に答えさせるのですか」 30日、国有林野事業特会の仕分けに出席した筒井信隆農林水産副大臣が、蓮舫氏に声を荒らげて詰め寄るシーンがあった。 「コスト意識がない」「ガバナンスがない」。仕