クリックして拡大する【菅政権考】書店で品定めする菅直人首相。「緊急解説!福島第一原発事故と放射線」など計5冊を購入した。約30分の滞在中、半分以上を原子力関係コーナーでの品定めに充て、関心の高さをうかがわせた=8月16日午後、東京・八重洲(共同) 邪(よこしま)な野心だけで政界トップの座を射止めはした。だが、熟成された政治理念に裏打ちされた国家観、歴史観のない菅直人首相(64)は在任中、さぞ胸を痛め、己の卑小さをいやと言うほど感じたのではあるまいか。ようやくにして、そんな煩悶(はんもん)からも解放される。皮肉めいた言いぶりで恐縮だが、よかったではないですか、と申し上げたい。 ■官邸機能不全の元凶 とある政府関係者によれば、菅首相が6月2日に退陣表明して以降、首相官邸の様子はガラッと変わったらしい。 当人は、原子力問題を足がかりに国民の支持を回復させ、延命に道筋をつけようと躍起で、「犬死には
政府は19日、12年度予算案編成の進め方に関する基本方針を固めた。各省に対し、法律などで支出が義務付けられている人件費などを除く政策的経費について、前年度当初予算比で一律1割の削減を求める。高齢化に伴う社会保障費の自然増加分約1.2兆円は増額要求を認めるが、それに見合う規模を要求時点から圧縮する。概算要求の締め切りを9月末とする政令改正と合わせて来週中に決定し、各省の要求に向けた作業が本格化する。 昨年は人件費・義務的経費も含めた1割削減を要求したが、今回は東日本大震災の復興財源確保のため国家公務員給与の1割カットをすでに決めていることもあり、要求時の削減対象から人件費などを除くことにした。 概算要求は例年、7月末に財務省が基準を示し、8月末に取りまとめているが、東日本大震災への対応などで日程がずれこんでいる。菅直人首相は同日、官邸で野田佳彦財務相と協議し、同方針を了承。歳出削減の深掘りや
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