IPv6インターネット環境は、従来のIPv4環境とは異なる部分も多くある。Web上にはそれを解説した記事やブログサイトが多くあるが、中には現在では古くなってしまった情報や誤った情報も入り交じっており、インターネットユーザーの混乱を招く原因となっている。 そこで今回は、IPv6とv6プラスに対する代表的な3つの“ウワサ”を取り上げて、それを2021年現在の情報に基づいてファクトチェックしてみることにした。 「グローバルIPアドレスが割り当てられるから個人が追跡できる」? ネットのウワサ:IPv6インターネット環境では、接続するすべてのデバイスにグローバルIPv6アドレスが割り当てられる。このIPv6アドレスはデバイス固有の数値(MACアドレス)から生成されるため、常に同じアドレスになる。これを悪用すればデバイスを持つ個人を追跡することができ、プライバシー侵害のおそれがある。 前半部は事実だが
![IPv6とv6プラスの“怪しいウワサ”は本当か? ファクトチェック](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/56bc2ad140b79cdeae4712dca74d6eb8505f609a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2021%2F05%2F11%2F3198436%2Fl%2F1ce4321d5869ed30.png)