タグ

ブックマーク / ascii.jp (11)

  • ソフトバンクは日本を変えるか (1/2)

    しかし孫正義社長は、記者会見で「国やNTTが一緒にやらないのであれば、ソフトバンクが1社でもやる」と表明した。これに対して私が「ソフトバンクがNTTを買収しては?」と言ったところ、孫社長は「池田さんが政府を説得して来れるなら買収資金は用意しますよ」と答えた。これはNTT法を廃止してNTTの買収が可能になれば、という意味である。 私が政府を説得できるとは思えないが、政府の中でそういう検討は進んでいる。総務省が次の通常国会に出す予定の情報通信法案は、当初はNTT法や放送法などの通信・放送関連9法をすべて廃止して総合的な法体系に統合する予定だった。しかし関係業界の反対で、NTT法も放送法も電気通信事業法も残ることになり、情報通信法はほとんど中身のない法律になってしまった。 ところが先ごろ閣議決定された放送法の改正案では、放送業界が強く反対した番組制作部門とインフラ部門の「水平分離」が可能になるな

    ソフトバンクは日本を変えるか (1/2)
  • 東京スカイツリーは21世紀のピラミッド (1/2)

    スカイツリーで電波障害は増える 東京都墨田区で建設中の「東京スカイツリー」の高さが488メートルに達し、電波塔としては日歴史上第1位になったという。完成すると634メートルで、電波塔としては世界一になるそうだ。 ところで、このスカイツリーは何のために建てるのだろうか。電波塔というからには、これが建てば今までより電波の届く範囲が広がるはずだが、すでに地デジの関東での電波カバー率はほぼ100%。これ以上カバー率を上げることはできない。スカイツリーは東京タワーより高いので遠くまで電波が届くと思っている人がいるが、東京タワーの電波の届く範囲は関東一都六県に限られており、これ以上広げることはできない。 ではタワーが高くなると、ビル陰が減って電波が届きやすくなるだろうか。これも今の東京タワーでビル陰になるところは、ほぼ100%ケーブルテレビなどで難視聴対策が行なわれているので、これ以上、受信状態が

    東京スカイツリーは21世紀のピラミッド (1/2)
  • アナログ放送終了まであと1年 電波は止められるのか (1/2)

    500万世帯以上を残して放送を打ち切れるか 2011年7月24日に予定されているアナログ放送の停止まで、あと1年と迫った。はたして当に電波を止めることはできるのだろうか。NHKの調べによると、今年6月末の地デジ対応テレビは5081万台、デジタルチューナー(チューナー内蔵録画機も含む)が1809万台、ケーブルテレビ用セットトップボックス(STB)が893万台で、合計約7783万台がすでに「地デジ化」しているという。 このうち地デジ対応テレビが約5000万台というのは信用できるが、これとデジタルチューナーを合算することはできない。地デジ対応テレビを買っている家庭では、DVDレコーダーなどにも地デジチューナーが入っているはずで、チューナー単体を買う家庭はほとんどない。したがってSTBを足した5974万台というのが実態に近いだろう。これは全国に1億3000万台あると推定されるテレビの半分にも満た

    アナログ放送終了まであと1年 電波は止められるのか (1/2)
  • 技術ナショナリズムが「ガラパゴス化」をもたらす (1/2)

    混乱するアナログ放送の「跡地利用」 2011年7月に予定どおりアナログ放送が終了すると、VHF帯とUHF帯で大幅に周波数が空くが、その「跡地利用」をめぐって混乱が起きている。下の図のように、現在テレビが使っている1~12チャンネルを3つの帯域に分け、1~3チャンネルと10~12チャンネルを「テレビ以外の放送」に使う予定だが、停波まであと1年と迫った今になっても使う企業が決まっていないのだ。 10~12チャンネルの「VHF-High」帯については、携帯端末向けの「マルチメディア放送」に使うことになり、フジテレビなど民放各局とNTTドコモなどのグループが今月、特定基地局の開設計画の認定申請を総務省に出した。これはISDB-Tmmと呼ばれる「ワンセグ」と基的に同じ方式だ。他方、KDDIとクアルコムジャパンの出資するグループは「メディアフロー」とよばれる北米方式で認定申請を行なった。 VHF帯に

    技術ナショナリズムが「ガラパゴス化」をもたらす (1/2)
  • 祝帰還!「はやぶさ」7年50億kmのミッション完全解説【その1】 (1/4)

    ついに祭りの日がやってきた。 「はやぶさ」が還ってくる。そう聞いただけで2010年6月13日を特別な日と考える人たちがいる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によるネット中継開始時間までモニタ前に待機しかねない勢いだ。 天文ファンや宇宙開発マニアの枠を越えてファンは大勢いる。動画コンテンツにイラスト、実物大模型から「はやぶさ」コスプレまで、プロジェクトを理解したい、理解したこの気持ちを表現したいという作品があふれている。 「はやぶさ」は凄い。何が凄いって、人が凄い。史上初をいくつ実現したんだ!という野心的なミッション内容だけでなく、前例がないゆえに次々と起きたトラブルを、宇宙機運用技術の粋を尽くして乗り越えたその手腕が凄い。 そして、それに応えた「はやぶさ」も凄い。何かもう意思があって、プロジェクトメンバーの熱意を汲み取っているとしか思えないような挙動の数々。プロジェクト責任者である川口淳一

    祝帰還!「はやぶさ」7年50億kmのミッション完全解説【その1】 (1/4)
  • 「光の道」より「電波の道」を (1/2)

    新幹線は自動車の代わりにはならない 原口一博総務相の「光の道」構想に対して提案されたソフトバンクの「アクセス回線会社」構想は、大きな反響を呼んでいる。ツイッターでは多くの人が(原口氏やソフトバンクの孫正義社長も含めて)#hikari_roadというハッシュタグで議論し、ブログや「アゴラ」でも論争が続いている。5月13日には、5時間以上に及ぶUstream中継が行なわれた。 これまで通信インフラの問題は技術的でわかりにくいため、通信事業者やメーカーと総務省の交渉で決まることが多かった。しかし安くて使いやすい通信インフラを提供することは、すべての国民の生活にかかわる問題であり、経済政策としても重要である。通信政策がこのようにオープンな場で討論されるようになったのは、日の民主主義にとってもいいことだ。 しかし第115回のコラムでも指摘したように、ソフトバンクの案には疑問が多い。最大の問題は、孫

    「光の道」より「電波の道」を (1/2)
  • 必要なのは「オール光化」ではなく「オールIP化」だ (1/2)

    ソフトバンクの不可解な「光の道」計画 先週はソフトバンクの孫正義社長によって電波開放の動きが始まったことを高く評価したが、20日に発表されたソフトバンクの「光の道」計画はいただけない。全国民にブロードバンドを普及させようという目的はわかるが、「山間部や離島にも光100%」という手段には疑問がある。 ソフトバンクによれば現在のNTTでは銅線の維持費が毎年3900億円かかっているので、これを「アクセス回線会社」に分離して、全世帯を光ファイバーに替えると維持費が下がるという。10年で3.9兆円の維持費より100%光化する工事費2.5兆円のほうが安いので、銅線の維持費を振り替えるだけで工事費はすべてまかなえるという。 しかし町田徹氏も指摘するように、これは計算違いである。ソフトバンクは100%光化を5年で完了するというのだから、維持費は5年×3900億円=1.95兆円しか節約できず、光化の工事費は

    必要なのは「オール光化」ではなく「オールIP化」だ (1/2)
  • アナログ放送終了まで500日 追い込まれた地デジ (1/2)

    衛星放送でカバーできるなら最初から地上波はいらない 2011年7月24日にアナログ放送が終了する日まで、あと500日を切った。しかし地上デジタル受信機の普及台数は、今年2月現在で約7000万台(NHK調べ)。全国に1億3000万台以上あるといわれるテレビの半分強だ。世帯ベースの普及率では、70%前後と推定され、あと500日足らずで残る1500万世帯をすべて「地デジ化」することは不可能である。

    アナログ放送終了まで500日 追い込まれた地デジ (1/2)
  • この可愛さは反則 マン島のベッキーを独占取材! (1/5)

    「ベッキー」というと一般的にはタレントが有名だが、ネットに詳しい人なら、マン島出身の美少女をすぐに思い浮かべるだろう。彼女の名はレベッカで、現在14歳。「xBextahx」の名前を使って、ダンスをしている動画をYouTubeに投稿していた。 日における彼女の知名度を一気に高めたのは、ニコニコ動画(ニコ動)だ。今年の5月25日、何者かによって彼女がYouTubeで公開してたダンス「男女 Danjo Dance」がニコ動に転載された。 この「男女」という曲がニコ動で有名だったうえ、何より彼女がキュートだったことで、瞬く間にこの動画にアクセスが集中。ダンスに魅了される者が続出して、「すげー!」「可愛い」「ベッキーは俺の嫁」といったコメントが次々と投稿された。 そして、5月26日から3日間に渡って、ニコ動の総合再生数ランキング1位をキープするという快挙を成し遂げている。動画の再生数は、9月1日

    この可愛さは反則 マン島のベッキーを独占取材! (1/5)
  • 荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第97回 猫に出会ったら指を差し出そう

    人になれてるどこかの飼い。同じベンチに座り、差し出された指の匂いをさっそく嗅いでいたところをすかさず撮影(2007年11月 パナソニック DMC-L10) 散歩してたらを見つけた……としよう。 そしたら、まず相手が逃げない距離でしゃがんでみる。見つめ合う。おもむろに、左手の人差し指を突き出して、指を上下左右に動かして気を引いてやる。 能が警戒心に勝てば……なんだろうと寄ってくるのである。能なのだから指じゃなくても、草でもその辺に落ちてる木の枝でもいいんだけれども、やっぱ「指」だよね。その方が楽しい。 そして、おもむろに指に鼻を近づけて匂いを嗅ぐのだ。そのくんくんってするさまがなんとも可愛い。この時点ではまだ警戒心を解いてない(と思う)ので無闇に動かないように。 もちろん、そうなったら右手でカメラである。そんな指くんくん写真を3枚どうぞ。

    荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第97回 猫に出会ったら指を差し出そう
  • 【INTERVIEW】遊び心たっぷりのグーグルロゴを描くのは、この人!

    お正月には新年を祝うロゴ、オリンピックには聖火をあしらったロゴなど、グーグルのロゴは、ときどき遊び心のあるものに差し替わる。グーグルでロゴを描いているデニスさんに話を聞いた。

  • 1