テクノ(英: Techno)は、アメリカのミシガン州デトロイトを発祥とするエレクトロニック・ダンス・ミュージック。なお、クラフトワークをはじめとするドイツで生まれた電子音楽は「テクノポップ」[注 1][1]とも呼ばれる。 歴史[編集] 前史[編集] エレクトロニック・ダンス・ミュージックとしてのテクノに至る前史として、電子音楽のポップスへの転化の試みが行われていたことに留意する必要がある。1970年代から活動を続けていた、クラフトワーク、YMO、ジョルジオ・モロダー、テレックス等、電子音楽の手法をポップスに応用しようと試みるアーティストが先進国を中心に現れ始めていた。彼らの音楽は世界中でシンセポップ(日本ではテクノポップ)と呼ばれ、最先端の音楽として注目を集めるに至っていた。これらのシンセポップにより、商業音楽におけるシンセサイザーの有効性が世界中に認知されることになった。 黎明期[編集]