躍進し続ける芸人・又吉先生。そこはかとなく感じる風格、作家らしい珍しい風貌。じわじわくる笑いの感性。 私は直感的に思いました。彼は歴史に名を刻む傑物ではないかと。 かの太宰治は著名な作家にけちょんけちょんに馬鹿にされて喧嘩まで起こしています。あの邪悪そうな太宰が後世ここまで評価されるのならば、又吉先生の未来は明るい。あくまで直感です。 せっかくなので、今回は「火花」についてできるだけ客観的に読むべき作品かどうか判断してみたいと思います。 読書メーターの感想・レビューからデータを集める。 レビューはどこから集めても問題なさそうですが、アマゾンより、読書メーターの方が読書歴が長くて良質なユーザーに恵まれているんじゃないかと思いこちらを選択しました。 まずは、1000人分のレビューを集めました。そしてそのレビューの内容を形態素解析して形容詞だけを抜き出して頻度順に並べたのが下記の図です。 先ほど