ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (3)

  • 深町秋生の序二段日記

    闇金ウシジマくんはこれまでも何度も取り上げてるが、最新刊12巻を経て、さらにぐっと文学性が増し、なんだか手の届かない高みに達した感があり、びっくりしてしまった。 連載当初こそはトサン(十日で三割)というハッタリ感ばりばりの闇金世界と、コミックらしい味付け濃い目のキャラクター、それにギトギトの暴力描写、倫理や道徳を軽くフライングした世界観で世の暴力グルメの舌を満足させてきたのだが、ついに最近では文化庁メディア芸術祭推薦作品に選ばれるなど(「いかにこの国がダメになっているのかを執拗に描いた作品に、国が優秀作品として推薦してしまうのだからなかなか懐深いというか。まあ別に役人が選んだわけではないんだろうけどかなり喜劇だ)、徐々にこのマンガは変化しつつある。 初期は最低なヤンキーや、怠惰なニート、ショッパホリック(買い物中毒)に陥ったOL、パチンコ狂いのフリーターなどの生態を濃密に描き、彼らに懲罰を

    深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    いやあ、すごいもん見た。魂消たよ。 映画ファンやアメコミ好きにとってはひとつの「事件」と化している「ウォッチメン」の映画版。いよいよ日でも劇場公開となったが、なるほどこれはすごい。改めてハリウッドはどんどんおもしろくなっていくなあと思った。イラク侵攻の失敗と悪政と金融危機によって、格的に21世紀型ニューシネマの時代に突入したのだなあと思った。 昨年の映画界の話題をさらった「ダークナイト」でも、正義が混沌にぐいぐい呑みこまれていく暗黒物語が展開されていたが、「ウォッチメン」はさらに危うさを追求したエクストリーム大作に仕上がっていた。三分に一度の割合で噴出する容赦のない暴力も大変すばらしく、火あぶりや油ぶっかけ、指折り腕折り叩きつけ、切断感電木っ端微塵と、病的なほどに取り揃えられた暴力メニューの豊富さにエクスタシーを覚えたことも書いておく。暴力を見せる(魅せる)という意味では、「ダークナイ

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    hetij
    hetij 2010/02/25
    ウォッチメン
  • 深町秋生の序二段日記

    暴力を規制する方々を思い切り挑発して締める。むちゃくちゃな文章だがどうかご容赦。これは宣戦布告だからな。 私はあなたがたを蔑む。あなたがたは愚か者だ。社会正義をきどってはいるが、実は「遊ぶ金欲しさに強盗する若者」や「ブランド品欲しさに売春する女子高生」と根にあるものは変わりない。どちらも自分達の欲求や欲望を考えなしに押し通そうとするあまり、思考停止に陥った能だけに生きる畜生でしかない。 暴力が残虐なのは当たり前だ。残虐でなければ暴力ではないし、人に忌み嫌われて、目をそらしたくなって初めて暴力として成立するからだ。それを「グロい!」「野蛮!」「惨い!」と感じ、そのまま「見たくない!」と脊髄反射的に結論づけ、公共性やその先にあるものに思いを馳せず、チャンネルのリモコンを握って見ないようにする努力を怠り、代わりに電話の受話器を握って、ある者はテレビ局に抗議を行い、あるものは隣人を説伏して団体を

    hetij
    hetij 2008/02/27
    暴力表現に規制したがる人間の心の底にあるのはものすごい単純な考えだ。それは「美しいもの、可愛いもの、明るいものしか見たくない」という考えだ。
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