ドイツの美大生たちが歴史的建造物でシェアハウス、話題のHaus/Galerie 44とは (前編) ドイツの南西、スイスにも程近いシュツットガルトで今、美大生・アーティストが中心となって新しい動きをみせています。 この街はメルセデス・ベンツやポルシェといった世界的企業、国際的知名度を誇るオーケストラやバレエ団、肥沃なワイン農園を抱えた閑静な保養地として知られる一方、若いアーティストや美大生には閉鎖的・保守的だと呟かれることも。 都市機能の充実とそこに暮らす若いアーティスト達が感じる窮屈さというのは、大規模な都市開発を経た街にの抱える世界共通のジレンマなのかもしれません。自分が暮らす街の空気に対して、アーティストはどう意識し行動するべきなのでしょうか。 シュツットガルトに現在進行形で起こっているムーブメントを2回に分けてお伝えします。 ドイツの都市の多様さとアーティストの関係 筆者は大学院在