昨日、7月毎勤の確報が出て、いつもどおりの下方修正があった。給与総額は前年比2.6%から2.4%と大して下がらなかったのだが、所定内は0.7%から0.3%となった。これだと、実質賃金のマイナス幅は、また8月に開きそうだね。常用雇用は、季節調整値の前月比が4か月ぶりにマイナスの-0.2%になり、所定外時間は同0.3%と速報のマイナスからプラスとなった。雇用を絞り、残業で対応する形かな。 8月貿易統計は、季節調整値の輸出が微減、輸入がやや減で大きな変化はなし。7、8月の感じからすると、7-9月期の外需の寄与度はプラマイなしというところか。FOMCを受けて108円台とドル高が進んだが、日経はあまり喜んでないようだ。金融緩和による資産高で都市部の地価は上がっても、輸出低迷で、輸入物価が上がるだけではね。「更なる金融緩和は望まれもすまい」という本コラムの1月のシナリオどおりの展開だ。 (今日の日経)