神宮球場では、ヤクルトと中日のセ・リーグ首位攻防3連戦まっただ中。その中日は山崎武司内野手(43)、野本圭外野手(27)がインフルエンザ、福田永将捕手(23)も風邪でリタイアした。それより深刻なのは、お寒い限りの観客動員。中日に限ったことではないから、事態は深刻である。 17日から19日までナゴヤドームで行われた、今季初の巨人3連戦。連日、3万人割れ(2万7903人、2万8267人、2万7800人)に終わった。関係者がこう明かす。 「1997年にナゴヤドームが本拠地球場になってから、昨年まで巨人戦が3万人割れしたのは、通算5回だけ。しかもそのうち3回は昨年だった。それなのに今年はいきなり初の3連戦ですべて3万人割れ。この先、どうなるのか」 中日の受けたダメージは相当だろう。昨年、常勝チームを作り上げた落合博満監督(58)を契約切れで解任したのも、ファン離れが理由だった。「勝てばいいん