洞爺湖G8も終わったが、気候変動がやはり大きく取り上げられた。このような状態になると、常に反発が起きるものである。日本という国は不思議なところで、これまで懐疑論が比較的弱かったのだが、このところかなりの量の「懐疑本」が発行されている。 何冊かの「懐疑本」をアマゾンで発注したのだが、すべてが入手できるには、3週間ぐらいかかりそうなので、今回はとりあえず本の各論を行うのは止めて、懐疑論がどのような論理的な特徴をもっているかを明らかにすることにする。 C先生:温暖化懐疑論がこのところ盛んになっている。懐疑論といっても、何に対して懐疑的であるかは、かなり個別的な話である。共通にターゲットにされるものはなんなのか、そしてそれぞれどのぐらいの妥当性があるのか、議論をしてみたい。 A君:参考にしたのは、いくつかの本。しかし、全部がそろっている訳ではない。 B君:しかし、今回は、手元に武田邦彦著、「偽善エ