日本原子力研究開発機構は6月24日(金)、福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」で行われていた炉内中継装置の引き抜き作業が完了したことを発表しました。作業は23日(木)20時50分に開始、24日(金)4時55分に終了したとのことです。 ▽ 高速増殖原型炉もんじゅ 炉内中継装置の引抜き作業の完了について (お知らせ)(PDF) もんじゅでは2010年8月26日、燃料交換の後片付け作業中に、重量約3.3トンの炉内中継装置が原子炉容器内に落下する事故が起きました。これまでに引き抜き作業が2回行われましたが、落下時の衝撃で炉内中継装置が変形し、通常の方法では引き抜けなくなっていました。日本原子力研究開発機構は2010年12月16日に、炉内中継装置を原子炉の上ぶたにある「燃料出入孔スリーブ」と一体で引き抜く方針を発表しました。 画像は日本原子力研究開発機構の2010年12月16日付プレスリリース(