写真1:対談する野中 郁次郎 一橋大学名誉教授(左)と平鍋 健児 Scrum Inc. Japan取締役 デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが本格化するなか、注目が集まるのが、アジャイル(俊敏)なソフトウェア開発手法として誕生した「スクラム(Scrum)」である。最近は企業文化のイノベーションを起こすためのチームづくりのための手法として着目されている。スクラム誕生の理論的基盤となった論文を執筆した一橋大学の野中 郁次郎 名誉教授と、Scrum Inc. Japan取締役の平鍋 健児 氏(永和システムマネジメント代表取締役社長)が、スクラムが今、重要視される背景や、そこでの重要な考え方などについて対談した。(構成は志度 昌宏=DIGITAL X編集長、文中敬称略) 平鍋 健児(以下、平鍋) Scrum Inc. Japan取締役の平鍋 健児です。野中先生が1986年に竹内
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