大阪府教委は20日、朝日新聞が慰安婦報道の一部記事を取り消した問題を受け、高校日本史の教科書の慰安婦に関する記述内容などについて、慰安婦の強制連行を前提にした授業を行ったり、独自教材を使用したりしないよう求める通知を全ての府立高校に出すことを決めた。 「強制連行」授業や、独自教材を使用しないよう通知 通知文は「取り消された内容に依拠した資料・情報を活用した指導が行われている場合は訂正願います」となっており20日付。府教委は「具体的な対応は現場に委ねる」としている。 この問題をめぐっては、松井一郎知事が昨年10月、「朝日が誤報だと認めたことで強制連行の証拠がないと分かった。間違った教科書で知識を得ることはマイナスだ」と指摘。教科書の内容を補足する補助教材を作成する意向を示した。 だが府教委は、慰安婦に関する教育について「国の指針が示されておらず、歴史認識に踏み込んだ教材を作成するのは困難」と
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