鶴ひろみさん (写真:所属事務所のホームページより)この記事の写真をすべて見る 「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃん、「ドラゴンボール」のブルマをはじめ、「ペリーヌ物語」のペリーヌ、「きまぐれオレンジ☆ロード」の鮎川まどかなどで知られる声優の鶴ひろみさんが16日夜、首都高速道路上に停車中の乗用車内で意識不明の状態で見つかり、同日、搬送先の病院で死亡が確認された。所属事務所によると、死因は運転中の大動脈解離。57歳だった。弾力性がなくなりもろくなった大動脈に瘤(こぶ)ができて破裂したり、血管の壁が内側で剥離した状態になる。緊急に治療しないと命に関わるのが大動脈疾患だ。週刊朝日ムック「脳卒中と心臓病のいい病院」から、その予防や治療などを解説する。 * * * ■大動脈に瘤ができる病気と大動脈が解離する病気 「心臓から全身に血液を送る重要な役割を果たしている大動脈は直径2~3センチと人間