客から値切られる、毎年目標は上がる…「営業が嫌」で退職後、すぐに“ノープラン”で店をオープン――『肉山』オーナー・光山英明の仕事論(1) 2017年の外食関連業者の倒産件数は過去最高の707件に上った。業態別では、居酒屋、もつ焼きやなどの「酒場・ビアホール」が133件でトップ(帝国データバンク調べ)。 そんな厳しい飲食業界で勝ち続けている男がいる。光山英明49歳。17年前に開店したホルモンと焼酎の店『わ』以来、手掛けた飲食店が軒並みヒット。中でも『肉山』は予約1年待ちの超人気店となっている。さらに60店舗もの飲食店をプロデュースし、そのすべてが繁盛店に。しかもそのプロデュース料は驚くほど安い。飲食業界だけではなく、芸能界、スポーツ界、ビジネス界にも数多くのファンをもつ体育会系凄腕ヒットメーカーに、これまでの半生を振り返りつつ、独自の仕事論を語っていただいた。連載第1回は社会に出て初めて勤め