電気通信事業者協会(TCA)の発表データによると、2007年5月の携帯電話の契約数はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社とも増加した(表1)。3キャリアとも増え続けている傾向は変わらず、その中でもauの増加幅が最も大きい状態が続いている。しかし、auの5月の増加件数は22万1600件にとどまり、1カ月当たりの増加件数としては番号ポータビリティ制度(MNP)導入後では最も少なかった。その結果、契約数の伸び率ベースでは、ソフトバンクモバイル(1.0%増)がauの伸び(0.8%増)を、わずか0.2ポイント差とはいえ上回った。 次ページには、第3世代携帯電話(3G)の契約数とIP接続サービス比率について、2003年6月以降の半年ごとのデータを表とグラフにまとめた。NTTドコモとソフトバンクモバイルは、3G携帯への切り替えが進行しており、NTTドコモの3G比率は5月で7割を超