2023年2月7日のブックマーク (1件)

  • 独り行く児に宿貸さましを・・・巻第9-1742~1743 - 大和の国のこころ、万葉のこころ

    訓読 >>> 1742 級(しな)照る 片足羽川(かたしはがは)の さ丹(に)塗りの 大橋(おほはし)の上ゆ 紅(くれなゐ)の 赤裳(あかも)裾(すそ)ひき 山藍(やまあゐ)もち 摺(す)れる衣(きぬ)きて ただ独(ひと)り い渡らす児(こ)は 若草の 夫(つま)かわるらむ 樫(かし)の実の 独りか寝(ぬ)らむ 問はまくの 欲(ほ)しき我妹(わぎも)が 家の知らなく 1743 大橋の頭(つめ)に家あらばうらがなしく独り行く児(こ)に宿(やど)貸さましを 要旨 >>> 〈1742〉片足羽川の丹塗りの橋を、美しい乙女がただ一人渡っていく。裾をひく紅の裳をはき、藍色の上着をまとって。あの乙女は夫のある身だろうか、それとも、どんぐりのように一人寝の身なのか、尋ねてみたいけれど、彼女の家も知らない。 〈1743〉大橋のたもとに家があればなあ、憂えながら一人で行くあの乙女に宿を貸してあげたいのに。 鑑

    独り行く児に宿貸さましを・・・巻第9-1742~1743 - 大和の国のこころ、万葉のこころ
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    hide-n64 2023/02/07