2023年6月6日のブックマーク (1件)

  • 石見の海角の浦廻を浦なしと・・・巻第2-131~134 - 大和の国のこころ、万葉のこころ

    訓読 >>> 131 石見(いはみ)の海 角(つの)の浦廻(うらみ)を 浦なしと 人こそ見らめ 潟(かた)なしと 人こそ見らめ よしゑやし 浦はなくとも よしゑやし 潟はなくとも 鯨魚(いさな)取り 海辺(うみへ)を指して 和多津(にきたづ)の 荒磯(ありそ)の上に か青く生(お)ふる 玉藻(たまも)沖つ藻 朝羽(あさは)振る 風こそ寄らめ 夕羽(ゆふは)振る 波こそ来(き)寄れ 波の共(むた) か寄りかく寄る 玉藻なす 寄り寝し妹(いも)を 露霜(つゆしも)の 置きてし来れば この道の 八十隈(やそくま)ごとに 万(よろづ)たび かへり見すれど いや遠(とほ)に 里は離(さか)りぬ いや高(たか)に 山も越え来ぬ 夏草の 思ひ萎(しな)えて 偲(しの)ふらむ 妹が門(かど)見む なびけこの山 132 石見(いはみ)のや高角山(たかつのやま)の木(こ)の際(ま)より我(わ)が振る袖(そで)

    石見の海角の浦廻を浦なしと・・・巻第2-131~134 - 大和の国のこころ、万葉のこころ
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    hide-n64 2023/06/06