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JavaFX Scriptはインタープリタ版、Preview SDK、JavaFX 1.0、Java FX 1.1と変遷を遂げてきました。そして、そのつど文法やAPIが変更されてきました。 そこで、本連載の補遺として、その主な変更点をまとめてみます。主に文法の差異をまとめ、APIに関しては大きな変化のみを取りあげています。 ここで、いつ変更されたかわるように、以下のように記号を使用します。 (I) ... インタープリタ版 (P) ... Preview SDK (1.0) ... JavaFX 1.0 (1.1) ... JavaFX 1.1 たとえば、タイトルに (I)/(P)と記述してあれば、インタープリタ版とPreview SDKが最新のJavaFX 1.1とは異なることを示しています。また、リストのタイトルに(I)と記述してあれば、インタープリタ版での記述法を示しています。 目次
今回が本連載の最終回です。最終回ということで、今まであまり触れてこなかった、プログラミング以外の部分について紹介していきます。 なお、今回もJavaFX 1.1を使用し、NetBeansのプラグインもJavaFX 1.1に対応したバージョンを使用します。また、今回使用したサンプルのNetBeansプロジェクトは下記のリンクよりダウンロードすることができます。 NetBeansのプロジェクト 4種類のアプリケーション実行 今まで、この連載ではNetBeansを使用してアプリケーションを起動してきました。NetBeansは、デフォルトでは単体のデスクトップアプリケーションとして起動します。これはどこで設定されているのでしょう。 NetBeansの左側のプロジェクトペインでプロジェクトを右クリックするとポップアップメニューが表示されます(図1)。その一番下にある「プロパティー」を選択してくだ
今回はアプリケーションを作成する上で見過ごされがちではあるのですが、とても重要な要素について紹介します。 もう読者の皆さんにはおわかりのはずですね。そう、国際化です。 アプリケーションを動作させることを、特定の言語や地域だけに限定できるのであれば、国際化は必要ありません。しかし、ネットでつながれた世界では、アプリケーションをどの言語、どの地域で動作させるかを特定することがとても難しくなります。 そのため、できればはじめから国際化を考慮して、アプリケーションを作る必要があります。とはいうものの、アプリケーションを作りはじめてすぐの時には、なかなか国際化まで頭が回らないというのも本音だと思います。 Javaで国際化を行う場合、メニューなどの文字列はリソースバンドルによって切り替えます。最近では、EclipseやNetBeansなどのIDEの機能として、国際化が簡単にできるようになりました。しか
本連載では、これまでJavaFXのユーザインターフェースに関する部分に関して解説を行ってきました。ここまでくれば、ほとんどのGUIを作り上げることができるはずです。 しかし、ある重要な部分が抜け落ちています。それが今回紹介する通信や非同期処理です。 RIAで特に重要となるのが、HTTPを使用した通信です。多くのアプリケーションはHTTPでサーバとやり取りを行い、情報を送受信します。また、RESTを用いたWebサービスも多く使用されています。 このような通信はローカルのアプリケーションに比べると多大な時間が必要です。そのため、何も考えずに通信を行ってしまうと、アニメーションがストップするなどGUIの応答性の低下を招いてしまいます。そこで、GUIの処理が行われるスレッドとは別のスレッドで通信を行うのが慣例となっています。 JavaFXはAWTやSwingと同じようにイベント駆動でアプリケーショ
WindowsではDirectXに含まれるDirectShowがサポートしているメディアを使用することができ、Mac OS XではQuickTimeがサポートしているメディアを使用することができます。 プラットフォームによらずサポートしているサウンドはMP3です。ムービーはコーディックとしてOn2 VP6を使用したAdobe Flash VideoのFLVフォーマット、またSun Microsystems社が策定したFLVのサブセットであるFXMフォーマットを使用することができます。 FLVフォーマットと、FXMフォーマットの両方フォーマットを作成できるツールは、現状On2 Flixしかありません。On2 Flixは試用版が60日間使用できるので、試しに使ってみるのはいいかもしれません。ただし、試用版は左下にOn2のクレジットが入ってしまいます。 FLVフォーマットだけであれば、Adobe
前回は基本的なアニメーションということで、javafx.animation.Timelineクラスとjavafx.animation.KeyFrameクラスの使い方を紹介しました。今回は、応用編ということで、標準で提供されているさまざまなアニメーションについて紹介していきます。 今回、紹介するアニメーションはすべてjavafx.animation.transitionパッケージで定義されており、javafx.animation.transition.Transitionのサブクラスとなります。Transitionクラスは内部にアトリビュートとしてTimelineオブジェクトを保持しています。このため、Timelineクラスを使わずともアニメーションを実現することができます。 なお、今週使用したサンプルのソースを含めたNetBeansのプロジェクトは下記のリンクよりダウンロードすることができ
今まで使用してきたアニメーションは基本的には動きがほとんどありませんでした。しかし、最近の傾向としてユーザインターフェースにアニメーションを取り入れることが必須になってきています。 たとえば、MacOS Xでドックにアプリケーションがヒュッと吸いこまれていくのもアニメーションです。これに限らずOSレベルから個々のアプリケーションまで、さまざまなところでアニメーションが使われています。このようなアニメーションをユーザインターフェースに組み込んでいくことで、表現力を高めることができるのです。 もちろん、JavaFXでもアニメーションを扱うことが可能です。しかも、Swingなど既存のJavaのユーザインターフェース技術でアニメーションを扱うより、JavaFXは簡単にアニメーションを実現することができます。 そこで、これから2回に渡ってJavaFXのアニメーションについて解説していくことにしましょ
このチュートリアルでは、宣言型の構文、ノード、形状、視覚的効果、アニメーション、レイアウト、イベント処理など、グラフィカルユーザーインタフェースを作成するための基本的な概念を紹介します。このチュートリアルを開始する前に、「JavaFX Script プログラミング言語について学ぶ」でコアコンセプトと言語構文について学ぶことをお勧めします。 注: 必要なソフトウェアのダウンロードとインストール方法については、この言語のチュートリアルの「JavaFX Script 入門」を参照してください。 このチュートリアルは、次のレッスンで構成されています。 レッスン 1: JavaFX の GUI の概要 - JavaFX API を介して利用できる基本機能を視覚的に解説します。このレッスンのスクリーンショットでは、グラフィカルオブジェクト、UI コンポーネント、効果、テキストパターン、配色、およびレイ
Stringとシーケンスにnullと記載しているのは、空文字や要素のないシーケンスがnullと同等に扱われるためです。これも実際に試してみましょう。 リスト3 class Photograph { var title: String; var width: Integer; var height: Integer; var resizable: Boolean; var image: Image; // デフォルト値の代入 var kind: String = "JPEG"; } var photo = Photograph {}; println("Title: {photo.title}"); println("Width: {photo.width}"); println("Resizable: {photo.resizable}"); println("Image: {photo.
第4回でシェイプを扱いましたが、シェイプだけでGUIを作るのは片手落ちです。やはり、ボタンやメニュー、テーブルなどといったコンポーネントがないとGUIを構築するのは難しいですね。 第1回でJavaFXはSwingとJava2Dをベースに作られているということを述べました。そのため、このSwingのUIコンポーネントをJavaFXからでも使用できるのです。 とはいうものの、現状ではすべてのSwingコンポーネントを使えるわけではありません。特にメニューやテーブルが使えないのが痛いところです。すでにJavaFXはアップデートリリースされ、JavaFX 1.0 update 1になっています。update 1ではSwingコンポーネントの拡充は行われませんでしたが、今後拡充されていくと筆者は予想しています。 ということで、今回はJavaFXでSwingのコンポーネントを使用する方法について紹介し
JavaFX 1.0ついにリリース! 2008年12月4日、ついにJavaFX 1.0がリリースされた。JavaFXはJava技術を基盤としたRIA構築プラットフォームだ。 JavaFXのWebサイト JavaFXはもともと米SeeBeyond TechnologiesのChris Oliver氏が開発していたF3というスクリプト言語を起源とする。2005年に米SunがSeeBeyondを買収し、さらにデスクトップだけでなく様々なデバイスで動作可能なRIAソリューションとして2007年のJavaOneにてJavaFXが発表された。 発表から1年半、紆余曲折を経てついにリリースされたJavaFX、本稿ではNetBeansを使用してJavaFXアプリケーションを開発する方法を紹介する。 >> まずは、NetBeansをインストール
構文 ブロック構文 ブロック構文は波括弧でくくられた複数の式からなります。複数の式の最後の式がブロック構文の値となります。 第3回のオブジェクトの生成で、アトリビュートの初期化に次のような構文を使用しました。 リスト1 var n = 100; Foo { sum: { var tmpSum = 0; for (x in [0..n]) { tmpSum += x; } tmpSum; } } sumアトリビュートに値を代入するため、波括弧でくくられた複数の式を使用しています。これがブロック構文です。sumにはブロック構文の最後の式、つまりtmpSumの値が代入されます。 このブロック構文はアトリビュートの初期化に限らず、変数に代入することや関数の引数などにも使用することが可能です。たとえば、リスト2のスクリプトは正月までの日数の計算処理をブロック構文で実現しています(import文は省略
第2回で作成したHello, World!だけでは、JavaFX Scriptの実力を知ることはできません。そこで、今回はUI、特にグラフィックの描画に関する機能を紹介していきます。 とはいうものの、第2回で使用したNetBeansは英語版なので、ちょっとしきいが高いですね。そこで、今回からは日本語版のNetBeansにJavaFX Pluginをインストールして、使用していきます。 JavaFX Pluginのインストール すでにインストールされているNetBeansに後からJavaFX Pluginをインストールする手順は、他のプラグインをインストールする時と同じです。残念ながら、JavaFX Pluginはまだ日本語化されていないので、JavaFXに関する部分は英語のまま表示されます。 インストールを行うには、まずNetBeansを起動します。そして、メニューバーの[ツール]の項目の
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