自身の被害を振り返ったとき、「弁護士に相談していたらよかった」と考えることがある。「法律的な観点から捉え、適切な対応策を提案してくれたかもしれません」 今は、いじめ問題など教育問題に詳しいスクールロイヤーを務める弁護士や大学教授と交流し、いじめに関する知見を深めている。国会議員や市議会議員など政治家へもアポイントメントをとり意見交換をしている。すでに水戸市議会議員の7割に面会をした。 「僕と同じ思いをした人を救うためには法律しかない」と語り、5月には水戸市議会に「いじめの防止に関する条例の制定を求める陳情」を提出した。「現状の制度や法律を変えたいなら、政治にも目を向けるべきだと思うんです」 「スクールロイヤーになりたい」弱者に寄り添う法律家目指す高校では政治部に入部し、政治家をゲストに呼んで意見交換を行うグループワークにも参加した。さらに、インターネット上のトラブルで悩んでいた友人に、法的