ブックマーク / science.srad.jp (104)

  • スリランカが100%有機農業計画を中断。紅茶の品質に影響 | スラド サイエンス

    スリランカは今年5月、世界で初めて国内の農業をすべて有機生産する計画を進めていたが中断することとなった。同国のゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が定めた方針で、化学肥料の輸入を全面的に禁止するなどの処置を行っていた。しかし、農家などから反対が出ていたことに加え、この影響により工場で生産された紅茶の品質が落ちたという。結果としてスリランカ政府は19日、化学肥料の硫酸アンモニウムの輸入を決めたとのこと(AFPBB News)。

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    hide_nico 2021/10/25
  • 防衛省が「宇宙巡回船の建造検討」と報じられる | スラド サイエンス

    時事通信が10日に報じたところによると、防衛省は宇宙空間を自由に航行して警戒・監視や人工衛星の修理・補給を担う「宇宙巡回船」の建造を検討しているという。実現時期は未定だが、2022年度予算概算要求に調査・研究費1億円を計上した。 報道によれば、この宇宙巡回船は無人の宇宙船で、スペースデブリやキラー衛星(他国の衛星を攻撃する衛星)の警戒・監視を行うという。また衛星の修理や燃料補給に用いることも想定されているという。 と言うのが報じられた内容なのだが、この報じ方だと、まるで一度打ち上げた宇宙船が軌道上に待機していて問題が起きたら現場に急行できるように読め、SNS上などでもそう捉えられている。しかし現実的には、宇宙船が別の軌道に移るには大きなエネルギーが必要で、何度も行える訳でもまた直ぐに急行できるわけでもない。衛星の燃料補給については(目的の衛星に向け打ち上げる形で)実際に他国でも検討されてい

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    hide_nico 2021/10/11
  • ヒトのiPS細胞から作り出された脳オルガノイド、眼を作り光も検知できる | スラド サイエンス

    オルガノイドの成長過程を研究することにより、細胞の多様性、複雑な相互作用、および神経回路網の理解を解明する試みが行われている。ヒトの多能性幹細胞(iPS細胞)を使用することにより、網膜を生み出す構造である眼杯を含む脳オルガノイドを作製できるが、新たな研究では、この脳オルガノイドは左右対称の眼杯を発達させることに成功、光を検知できることが明らかとなった。研究チームは、眼杯を長期間生存させる手法を開発することで、網膜障害を引き起こすメカニズムの研究につなげたい考え(Cell Stem Cel、Genetic Engineering & Biotechnology News、GIZMODO、ナゾロジー)。 研究グループリーダーであるJay Gopalakrishnan教授は、「これらのオルガノイドを研究することにより、胚発生中の脳と眼の相互作用の研究や、先天性網膜障害をモデル化し、個別の薬物検査

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    hide_nico 2021/08/25
  • 高校選抜アイスホッケー大会で国内スポーツ大会最大級の COVID-19 クラスター | スラド サイエンス

    苫小牧市で 8 月 4 日 (大会期間は 3 日から) 〜 8 日に開催された全国高校選抜アイスホッケー大会で COVID-19 クラスターが発生した (日アイスホッケー連盟の発表、 毎日新聞の記事、 北海道新聞の記事)。 参加者は全国 26 チーム計 702 人で、関係者を含めると約 1,000 人。開幕時点で東京都、埼玉県、大阪府などに緊急事態宣言が出ていたが、大会では県外移動に伴う PCR 検査は要請しておらず、「インターハイの開催方針に準じた」という。道外の参加校から感染者が確認されたことで、10 日に苫小牧保健所が全チームに PCR 検査を指示した。専門家からは複数選手の発熱判明後も大会を続行した判断を疑問視する声も出ているという。 NHK ニュースによれば、14 日時点で感染が確認されているのは生徒 79 人と教職員など 9 人、大会関係者など 5 人の合計 93 人。苫小牧

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    hide_nico 2021/08/15
  • ビーチに捨てられたタバコの吸殻などを自動で回収するローバー型ロボット「BeachBot」 | スラド サイエンス

    ビーチに捨てられたタバコの吸殻などの小さいゴミを自動認識して回収するオランダのローバー型ロボット「BeachBot」が 8 月に 2 回目のデモを実施するそうだ(Microsoft News Centre Europe の記事、 ProjectBB.org)。 BeachBot (BB) の開発は 3 年前、オランダ・ハーグのコンサルタント会社 TechTics の共同創業者 Edwin Bos 氏がスヘーベニンゲンのビーチを訪れたことがきっかけで始まった。美しいビーチで知られるスヘーベニンゲンだが、その美しさは当時4歳だった息子が砂の中からタバコの吸殻を掘り出したのを見て消えていったという。 年に 6 兆が消費される紙巻きタバコのうち、4 兆 5 千億分の吸殻が環境にゴミとして放出される。その結果、ビーチで最もよく見かける個人由来のゴミとなっている。 Bos 氏は共同創業者の Mar

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    hide_nico 2021/07/22
  • EU、可燃性ペレットを使うバイオマス電力を再エネから除外する方針 | スラド サイエンス

    ストーリー by nagazou 2021年06月21日 14時35分 薪ストーブの利用率高い国は厳しいだろうな 部門より 欧州連合(EU)の欧州委員会が、同地域における再生可能エネルギーの3分の2近くを占めるバイオマス発電に関して、再生可能エネルギーから除外する提案を検討しているという(日経新聞)。 規制の対象として検討されているのは、木材などの可燃性ペレットを使用するバイオマス電力。環境団体や専門家からは、原生林由来の木材を使用して燃焼時にCO2を排出している上に、森林によるCO2吸収の機能を低下させるとして批判が強まっているという。記事によれば、こうした発電方式はEUのバイオマス総発電量の約18%を占めているとのこと。 新たな規制案では、現行の発電容量20メガワットを超える発電施設での利用条件を5メガワットに引き下げることや、質の高い木材を発電原料として使用するのは、他の原料を使い切

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    hide_nico 2021/06/21
  • 『NMRパイプテクター』を疑似科学と評価、明治大学科学コミュニケーション研究所 | スラド サイエンス

    疑似科学をテーマにした取り組みを行っている明治大学科学コミュニケーション研究所は15日、水道管の防錆装置とされる「NMRパイプテクター」についての研究結果について発表した。NMRパイプテクターは、特定の電磁波により、配管内に核磁気共鳴(NMR)を起こすことで、「赤錆を黒錆に変える」などの防錆効果に加え、金魚の成長促進、ご飯が美味しく炊ける、血圧の抑制効果などがうたわれているらしい(明治大学科学コミュニケーション研究所)。 同研究所の発表した理論の観点、実証データ、データと理論、社会的観点からなる評定早見表では評価はすべて「E」となっている。研究では熱力学の法則に反した主張である点やNMRパイプテクターの根幹である防錆効果については、データの再現性が低い、理論面で致命的な欠陥をいくつも抱えているなどの論評が並び、NMRパイプテクターは評定の10条件のすべてで問題があることから疑似科学であると

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    hide_nico 2021/06/17
  • 富山大学ら、各種新型コロナ変異株に対応可能な中和抗体の作製に成功 | スラド サイエンス

    富山大学などの共同研究グループは16日、COVID-19から回復した患者から、変異株が体内で増殖するのを防ぐことのできる「スーパー中和抗体」を人工的に作製することに成功したと発表した(富山大学[PDF]、NHK、ANNnewsCH[動画])。 中和抗体はウイルスと細胞の受容体が結合する役割を持つが、新たに作製されたスーパー中和抗体では、一つの抗体で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)でなく、現在出回っているアルファ株(B.1.1.7 英国初出)、ベータ株(B.1.351 南ア同)、カッパ株(B.1.617.1 印同)、デルタ株(B.1.617.2 印同)、イプシロン株(B.1.427/429 カリフォルニア同)の変異種に対し一つの抗体で対処できるという。 研究グループでは、中和抗体の量が多い患者の血液から「B細胞」という抗体を作る細胞を取り出し、遺伝子組換え抗体を作り出したという。こ

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    hide_nico 2021/06/17
  • 天敵による捕食行動が昆虫の繁殖力を増加させる | スラド サイエンス

    ストーリー by nagazou 2021年06月10日 15時06分 天敵がいると生存能が強くなる? 部門より 岡山大学のプレスリリースによると、岡山大学の岡田賢祐准教授、東京大学の香月雅子研究員、東京都立大学の岡田泰和准教授らの研究グループは、害虫であるオオツノコクヌストモドキのメスの繁殖力が、その天敵であるコメグラサシガメの存在下で、増加することを明らかにした。(PDF)、(Abstract) 従来、天敵の存在によってオスとメスの繁殖が抑制されると考えられていますが、研究は従来の定説を覆す発見です。この矛盾はオオツノコクヌストモドキにおけるオスとメスの対立関係に由来します。研究は、生物の繁殖に関する新たな理論を提示するだけでなく、天敵を使った害虫防除法の技術開発においても考慮すべき知見であり、基礎・応用研究の両方で役立つことが期待されます。

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    hide_nico 2021/06/10
  • ブラジルのアマゾンの熱帯雨林、ここ10年間のCO2排出が吸収量を上回る | スラド サイエンス

    フランス国立農学研究所(INRA)らの研究チームが、ブラジルにあるアマゾン川流域で森林の成長によって吸収される二酸化炭素(CO2)量と、森林伐採や火災などにより大気中に放出されたCO2量を分析した。その結果、吸収したCO2よりも20%ほども多いCO2を吐き出していることが判明したという(Nature Climate Change、AFPBB News、ScienceAlert)。 2010年から2019年までの期間、大気中に排出されたCO2は166億トンになり、その一方で森林が吸収したCO2量は139億トンにしかならなかったという。研究では、すでにアマゾンの森林では排出量と吸収量が反転しており、この地域がCO2の「吸収源」ではなく供給源になるとしたら、気候危機への取り組みははるかに困難になるだろうとしている。

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    hide_nico 2021/05/07
  • 中国独自の宇宙ステーションのコアモジュール「天和」が打ち上げ成功 | スラド サイエンス

    中国は4月29日、長征5号B遥2ロケットによる宇宙ステーション「天宮」のコアモジュール「天和」の打ち上げに成功した(人民網の記事、 朝日新聞デジタルの記事、 産経ニュースの記事、 Yahoo!ニュースの記事)。 中国は宇宙ステーション実験機の天宮1号を2011年に、天宮2号を2016年に打ち上げ、有人宇宙飛行の技術開発を行っていた。今回打ち上げられたモジュールは2022年の完成を目指す実用版の宇宙ステーションのコアモジュールで、太陽電池パネルやドッキングポートを備えるという。 今後2機の実験モジュールを追加し、3つのモジュールからなる総重量66トンの完全な宇宙ステーションとなる予定。長期で3人、短期では最大6人の宇宙飛行士が滞在可能になるということで、ISSに次ぐ人類の新たな宇宙拠点となっていくことだろう。 海南省文昌の打ち上げ施設で打ち上げが行われたのは日時間4月29日12時23分。2

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    hide_nico 2021/05/01
  • 理研ら5分以内で新型コロナウイルスの感染を検出できる新技術 | スラド サイエンス

    理化学研究所や東京大学の研究チームは19日、5分以内というごく短時間で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)由来のウイルスRNAを「1分子」レベルで識別可能とする技術の開発に成功したと発表した(理研、共同通信、SankeiBiz、日経新聞)。 従来の検査法であるPCR検査では、検出までに少なくとも1時間程度は必要とされる。また偽陽性などが一定の割合で出ることも問題となっていた。今回発表された新手法では、ウイルスがぴったりと収まるくぼみの用意されたカラス板状のマイクロチップを使用。検体とSARS-CoV-2と結合した場合、緑色に光る試薬を混合し、その反応を見ることで判定するとしている。 理研は全自動化した小型装置を作り、2022年度から臨床現場での実証を目指すとしている。なおSankeiBizによると、検査費用はPCR検査の約500円より高い1000円ほどになるが、判定エラーが生じる可能

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    hide_nico 2021/04/20
  • ビットコインが過去最高値を更新。しかし電力消費量はGoogle全体の10倍に | スラド サイエンス

    ビットコイン(Bitcoin:BTC)が3月14日に史上最高値を更新し、63,000ドル(約690万円)台になった。一方でこうしたオンライン通貨を持続させるために必要とな電力についても話題になってきている(Cointelegraph、Bloomberg)。 英ケンブリッジ大学の研究者によると、ビットコインのマイニング過程で消費される総エネルギー量は今年だけで128テラワット時に達する可能性があるという。この消費量は世界の電力生産量の0.6%に当たり、ノルウェーの全電力消費量を超える量であるという。2019年にGoogleの運営全体で消費したエネルギー量の12.2テラワット時の約10倍にあたる。世界のデータセンターは、合わせて年間200テラワット時の電力を消費しているとのこと。ビットコインは価格上昇によって利用が増えていることから全データセンターの消費合計を超えるのは時間の問題と見られている

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    hide_nico 2021/04/15
  • 鼻の中の鉛を除去すると、スギ花粉症が緩和する可能性 | スラド サイエンス

    スギ花粉症の症状の原因は、大気中に含まれる鉛が原因であるとする研究が発表された。福井大学と名古屋大学の共同研究グループが発表したもので、研究チームはスギ花粉が飛散期のアレルギー患者44人から採取した鼻汁の鉛濃度が、アレルギーではない57人と比べて40%以上高いことを発見したという。鼻汁に含まれる鉛の一部はスギ花粉由来である可能性があるとしている(名古屋大学[PDF]、ニュースイッチ、読売新聞)。 さらにアレルギー性鼻炎モデルマウスを用いた動物実験を行い、鉛濃度の増加と鼻症状の増悪の相関関係を突き止めることに成功した。研究によると、花粉症の患者は鉛が鼻腔内に残りやすい体質があるという。一方で健常者の場合、鼻汁が出ると鉛は洗い流されて外に排出されやすいとしている。花粉に付着した鉛が鼻の中に入って症状を悪化させている可能性があるとしている。

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    hide_nico 2021/04/10
  • 米ホワイトハウス機構問題アドバイザー、バイデン政権が原子力発電をクリーンエネルギーとみなすことになるとの見解 | スラド サイエンス

    米ホワイトハウス気候問題アドバイザーのジーナ・マッカーシー氏が1日、バイデン政権が原子力発電をクリーンエネルギーとみなすことになるとの見解を示したそうだ(E&E Newsの記事、 Ars Technicaの記事、 Bloombergの記事)。 ジョー・バイデン米大統領は2035年までにすべての電力をCO2フリーにする計画を示し、クリーンエネルギー基準(CES)の策定を進めている。マッカーシー氏によれば、CESには原子力発電の利用や二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術への投資が組み込まれることになるという。議会では政党を問わず全体に原子力発電や二酸化炭素回収技術が支持されてきたとのことだが、原子力発電をクリーンエネルギーとみなすかどうかについては議論の的になるとみられる。また、環境保護団体などからは、CCSへの投資は化石燃料の終息を遅らせることになるとして反対の声も出ているとのこと。一方、化石

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    hide_nico 2021/04/05
  • 房総半島沖水深6,000m付近の海底に大量のプラスチックごみ | スラド サイエンス

    JAMSTECの海洋プラスチック動態研究グループの調査によると、房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の深海平原に大量のプラスチックごみが集積しているそうだ(プレスリリース、 論文)。 海洋に流出するプラスチックごみのうち海面に浮かぶ量は4%程度に過ぎず、深海底が最終的な集積地と考えられているが、その実態はよくわかっていなかった。海洋プラスチックごみの約半分は日を含む東アジアや東南アジアから漏出しており、その一部は黒潮に乗って日近海を北上する。そのため、海流が大きく渦を巻いて循環する四国沖の「黒潮・再循環域」と房総半島沖の「黒潮続流・再循環域」では、運ばれてきたプラスチックごみが渦に巻き込まれて集積・沈降し、海底に巨大なごみだまりが形成されていると予想されていたという。 今回の研究では、2019年9月に有人潜水調査船「しんかい6500」で黒潮続流・再循環域直下の深海平原を調査

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    hide_nico 2021/04/04
  • 岩手競馬で禁止薬物の検出が相次いだ問題、原因は寝床わらに発生したカビ | スラド サイエンス

    岩手競馬で出走馬から相次いで禁止薬物のボルデノン(筋肉増強剤)が検出される事件があったのだが、これが人為的なものでは無く、寝床わらに自然発生したしたカビをべた馬の体内で、ボルデノンの成分が合成されていたことが捜査の結果明らかになった(毎日新聞, 岩手日報)。 岩手競馬では2018年以降、なんども出走馬からボルデノンが検出されることがあり、原因不明のままレースの中止と再開を繰り返していたという。県競馬組合は2019年に「何者かが故意に摂取させた」として県警に告発、捜査が行われていた。 捜査関係者によると、ほとんどの厩舎では寝床にわらを敷いていたが、一部のわらには馬の排泄物が含まれ、カビが発生していたことが分かった。馬は寝床のわらをべてしまうことがあり、カビが馬の体内で反応し、ボルデノンの成分を生成する可能性があることが判明したという。県警は事件性は無かったと結論付けており、厩舎側は今後は

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    hide_nico 2021/03/22
  • 一卵性双生児は同一の遺伝情報を持っているとは限らない | スラド サイエンス

    一卵性双生児は、同一の遺伝情報を持っているとされ、宇宙での研究などにも活用されてきた。ところが必ずしも同じとは限らないらしい。このこと自体は2008年に米アラバマ大学の研究チームが示していたそうだが、今年になってアイスランドの医薬品会社の研究チームが、一卵性双生児381組を対象に調査を行った結果が発表されたそうだ(ニューズウィーク、nature)。 それによると初期発生段階で平均5.2個の突然変異が起きており、それにより一卵性双生児は異なる遺伝情報を持っているのだという。調査対象のうち39組で100個以上の突然変異があったとしている。反対に遺伝情報がまったく同じだったのは38組だったとのこと。

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    hide_nico 2021/03/19
  • iPS細胞を使った初の網膜手術に成功。神戸の病院 | スラド サイエンス

    神戸市立神戸アイセンター病院は11日、iPS細胞から作った網膜の細胞を移植する初の手術を実施し、成功したと発表した。手術は合併症もなく約1時間ほどで終了したという。今後約1年間かけて経過観察を行い、移植した細胞が安全に定着し視力の回復ができるかを確認していくとしている(神戸市立神戸アイセンター病院リリース[PDF]、神戸新聞NEXT、共同通信NHK、SankeiBiz)。 この手術は視力低下や視野の欠損を伴う病気など、目の難病患者などに臨床研究計画の一環として行われたという。新しい治療法の有用性や安全性を確認することを目的としている。合わせて50例の移植を計画しているとしている。

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    hide_nico 2021/03/13
  • 富士フイルム、AIでアルツハイマーの進行を予測する技術。8割以上の精度 | スラド サイエンス

    日経新聞によると、富士フイルムがAIを使用して軽度認知障害(MCI)からアルツハイマー病へと症状が進行する患者を高い精度で予測できる技術を開発したと報じている。この技術ではAIを使用してMCI患者の脳の画像や認知能力テストの点数や年齢、遺伝子情報を解析する。これにより2年後の症状を予測するのだという。精度は最大85%ほどとされている(日経新聞)。 記事によるとアルツハイマー薬の開発がうまくいかない背景には、アルツハイマー病に移行しない患者が治験に参加してしまうことで、薬の有効性を証明することが困難な状況にあるという。このAIによる予測技術を用いることで、薬を投与する必要性のある患者を選別しやすくするとしている。

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    hide_nico 2021/03/04