[東京 3日 ロイター] - 出光興産<5019.T>の創業家代理人の浜田卓二郎弁護士が3日、都内で会見し、経営陣が計画する昭和シェル石油<5002.T>との経営統合を阻止するため、創業家側が昭シェル株を40万株取得したと明らかにした。 出光経営陣は公取委の承認を得て、英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>から昭シェル株の33.3%を取得する考えだが、創業家が昭シェル株40万株を取得したことで、買収後の出光サイドの持ち株比率が3分の1を超えることになる。 3分の1超の株式取得をするにはTOB(株式公開買い付け)を行う必要が出てくることから、創業家側は経営陣の計画阻止につながるとしている。