次の衆院解散・総選挙を前に、立憲民主党が共産党など他の野党との候補者一本化に苦慮している。2021年の前回衆院選では、全289小選挙区のうち7割を超える選挙区で共産、社民両党などと共闘関係を構築した。にもかかわらず、期待する成果を上げられなかったためだ。勢いに乗る日本維新の会が候補者を積極的に擁立していることも懸念材料となっており、慎重に戦略を練っているとみられる。(時事通信政治部 大沼秀樹) 立憲民主党の泉健太代表=2023年9月7日、国会内【時事通信社】 「新たな55年体制」の始まりか、政治の行方は? 河野洋平、小沢一郎、細川護熙各氏に聞く 【目次】 ◇勝率は28% ◇視界不良の「候補者調整」 ◇維新、躍進で積極擁立 ◇無党派層は維新か ◇自民100人超に危機感 勝率は28% 共産党の志位和夫委員長=2023年3月9日、国会内【時事通信社】 「応援し合うとか一緒に演説するとかではない。