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ブックマーク / charis.hatenadiary.com (2)

  • 映画『大いなる沈黙へ』 - charisの美学日誌

    [映画] 『大いなる沈黙へ(原題 Die Grosse Stille)』 8月7日 岩波ホール (写真右は、グランド・シャルトルーズ修道院、フランスのスイス国境に近い山中にある、写真下は院内の光景、修道士たちは会話を禁じられており、週一回の昼後だけ右側のように会話を楽しむ) 大変に貴重な映画だ。カトリックのカルトジオ修道会に属するグランド・シャルトルーズ修道院は、1000年以上にわたって古い戒律を守って存続している。訪問者を中に入れることはなく、ラジオもテレビもない。私物の所有はブリキ缶一つしか許されず、神に祈ること以外は何もしないで、50年くらいを生きて死んでゆく修道士たち。この映画も監督一人が中に入ることを許され、6か月間修道士とともに生活しながら撮影した。約30人くらいの集団だろうか、質素で規則的な修道生活は、現代人の生活とはきわめて異質なものだ。 この修道院では、ミサや聖歌などで

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  • 宮崎哲弥氏の『靖国問題』書評 - charisの美学日誌

    [書評]  高橋哲哉『靖国問題』に対する宮崎哲弥氏の書評について (私の『靖国問題』書評は、amazonの他、ブログ4.21/4.23/4.26に3回ある) 『諸君』7月号の書評欄に、宮崎哲弥氏が高橋氏の『靖国問題』を「今月のワースト」に挙げ、次のように書いている。「高橋哲哉は、国家による追悼を一切認めない。A級戦犯分祀論も、新しい追悼施設案も、書によれば、世人を瞞着するための反動勢力による策謀に他ならない。原理主義者なのだ。ならば高橋は、中国台湾韓国北朝鮮の、国立の追悼施設や墓地に対しても、同様の非難を浴びせるべきだろう。靖国に唾を吐きかけたように。やってみるがいい。」(p310)  情理兼ね備えた高橋氏の議論をまったく理解しない、不当な書評である。以下、その理由を述べる(著者は敬称略)。 (1) まず高橋は「靖国に唾を吐きかけ」てなどいない。戦争で死亡した日軍兵士と民間人、

    宮崎哲弥氏の『靖国問題』書評 - charisの美学日誌
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